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梅雨の楽しみ

今日は夏を思わせる天気。

最近雨が少なく、梅雨明けか?と思うほどだ。

昔から雨がきらいだったから、当然梅雨の時期は嫌で、早く夏が来れば良い、と思っていた。

この時期は休みでも家にこもっていることが多かった。

しかし、最近は梅雨がそう嫌いでもなくなってきた。

紫陽花を見る楽しみができたためだ。

紫陽花は梅雨時に歩いているとどこでもよく見かける花であるが、特別美しいわけでもなく、大ぶりだがあまり目立たない花と思っていた。

しかし、その概念は一変した。

それは京都や奈良に咲く庭一面、場所によっては山一面の紫陽花を見てからである。

たしかに数株の紫陽花が咲いていてもそれほどのインパクトはないが、水色、紫、ピンク、白といった色とりどりの紫陽花があたり一面に咲き誇っている姿には思わずため息が漏れるほどの美しさがある。花だけ見ているとけっして上品とは言えないが、遠くから群落を見ると不思議と品格を感じてしまうのだ。

緑の葉と水色の花がこれほど色彩的にマッチするとは思ってもみなかった。

また、紫陽花を見る旅は別の喜びももたらしてくれた。

それは美しい緑である。

この季節は新緑の黄緑色とは違って緑がとにかく濃い。

田んぼも森も苔もみな深い緑色をしている。

植物はみなエネルギーに満ち溢れ、そばに寄ると息が聞こえてきそうである。

雨が続く梅雨時だからこそ、緑が一番濃いのである。

この時期、部屋に閉じこもっているなんてもったいない。

梅雨の雨の日にこそ緑を見に行こう。