アメリカが京都議定書離脱を表明した。
やはり、と思った。
アメリカの大統領選でブッシュとゴアが大接戦を演じたことは記憶に新しい。
その時の争点になぜ環境問題が取り上げられないのか不思議だった。
環境問題は票にならない、ということでゴアがあえて表にださなかったのかもしれない。
そうだとしたらゴアは間違っていたと思う。
負けても良いから、自分の主張を貫くべきだったのではないだろうか。
いつか世論が後押しする時がくるであろうに。
今までの活動から両者が大統領になったときに、アメリカがそして世界がどうなるのかをマスコミはもっときちんと世界に向けて発信すべきなのに、ほとんどそのような記事はみなかった。
どうなるかは明白であったのに・・・・・。
ゴアは環境問題のスペシャリストで温暖化防止や生物多様性の保全に関する活動を積極的におこなっていた。
また環境ホルモンの害を告発した衝撃的な本「奪われし未来」が出るやいなや検討委員会を設置している。
ここまで地球が壊れ、われわれの未来に暗雲が立ち込めている今、世界のリーダーとして必要なのはゴアのような人なのに・・・・・。
かたやブッシュは、産業界や軍のいいなりの人物である。
ブッシュが大統領になれば世界の環境は悪くなる、と私は断言していたが、やはりそうなりそうだ。
目先の欲を追求する時代は終わった。
50年、100年先を見すえることのできる政治家が出てきてほしいものだ。