今池袋サンシャシン・ワールドインポートマート・ミプロで「よろずあふりかセミナー2001」がおこなわれている。
そこで私は写真展をやり、昨日は講演をおこなってきた。
今日は、アレックス・ペルティエの講演があるので聞きにいった。
アレックスはフランス生まれ、アフリカ育ちの自然児で、子どもの心を持ったまま大人になった男。
ウルトラライトプレインの優秀なパイロットで、ケニアのアンボセリ国立公園に住んでいる。
彼はこの超軽量飛行機を駆使して、ボランティアとして野生動物の調査活動をおこなっている。
地球の財産である美しい自然を守るための活動である。
ウルトラライトプレインは鳥のように自由自在に空を舞うことができる。
そして彼は動物を驚かさないように近づく最高の技術を持っている。
この夏、彼とともにケニアの空を飛ぶことになっている。
サバンナの風に乗り、ヌーの大群の上空を舞い、フラミンゴとともに湖上を飛んでくる。
空からの視点でサバンナを見ることによって、自分の自然観が大きくかわるであろうことは予想できる。
だがそれ以上に、野生児アレックスとの原野でのキャンプ生活を含めた11日間で自分の中の文明の毒がどこまで洗い流されるか楽しみである。