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サバンナの風になる

今池袋サンシャシン・ワールドインポートマート・ミプロで「よろずあふりかセミナー2001」がおこなわれている。

そこで私は写真展をやり、昨日は講演をおこなってきた。

今日は、アレックス・ペルティエの講演があるので聞きにいった。

アレックスはフランス生まれ、アフリカ育ちの自然児で、子どもの心を持ったまま大人になった男。

ウルトラライトプレインの優秀なパイロットで、ケニアのアンボセリ国立公園に住んでいる。

彼はこの超軽量飛行機を駆使して、ボランティアとして野生動物の調査活動をおこなっている。

地球の財産である美しい自然を守るための活動である。

ウルトラライトプレインは鳥のように自由自在に空を舞うことができる。

そして彼は動物を驚かさないように近づく最高の技術を持っている。

この夏、彼とともにケニアの空を飛ぶことになっている。

サバンナの風に乗り、ヌーの大群の上空を舞い、フラミンゴとともに湖上を飛んでくる。

空からの視点でサバンナを見ることによって、自分の自然観が大きくかわるであろうことは予想できる。

だがそれ以上に、野生児アレックスとの原野でのキャンプ生活を含めた11日間で自分の中の文明の毒がどこまで洗い流されるか楽しみである。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。