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サファリ日記 8月23日

今日は朝の6時から夕方の7時までの13時間のフルデイのサファリ。

1人を除いて全員が参加。

まず最初に、日の出とゾウを狙うが、昨日あれほどいたゾウに1頭も出会えず。

他に動物もいなく、折角朝日がよかったのに残念。

樹上のハゲワシとともに日の出を撮影。

日が出てから、チーターを探しに行ったところ、すぐにチーターに出会うことができた。昨日会ったメスだ。狩りをしそうな雰囲気。寝そべっていたチーターがすっと起きあがり、その時、耳がピンと立ったところを僕は見逃さなかった。狩りをする、と直感で感じたので、ドライバーに前に進むように言うが、ドライバーは「まだやんないよ」とのんびりしている。

直後に走りだすチーター。あっという間にトムソンガゼルの子供を捕まえてしまった。

これにはドライバーは反省している様子。このあと頑張ってくれるだろうと期待して、この時はあまり注意はしなかった。

その後はあまりめぼしい被写体はなかった。

昼前に川に向う。カバやワニを見るのと、川渡りをチェックするためである。ヌーの群れは川の近くまで来ているのだが、渡りそうな気配はない。

今日は駄目と判断し、ヌーの大群がいるキーコロック地方に移動してサファリ。

ヌーの群れは大分こちらの方に近づきつつあるが、はたして明日までに川を渡ってくれるのだろか?

5時半頃に日没の撮影のため、セレナのほうに戻り始める。

キリンと夕日を狙ったが、今日は光が弱く、また少しずつタイミングをはずして駄目であった。

今日は13時間のサファリのわりに皆疲れを見せずに元気。

夜ロッジで友人の写真家・大西靖さんに会う。

彼の話では公園の外にチーターの親子(お母さんと2ヶ月の子供が2頭)いるとのこと。車に慣れていてぜんぜん逃げないので撮りやすいらしい。

僕自身、明日は川渡りのほうに行こうか、チーターの親子を狙おうか(ここから片道2時間以上はかかる)迷ったので、皆の希望を聞くことにした。

意見は分かれ、ヌーの川渡りを狙う組が9人(僕を入れて)とチーターの子供を狙う組が4人(添乗員の早川さんを入れて)となった。

さてその結果は・・・。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。