今日はサファリ日記を休んで、アメリカの同時多発テロ事件について一言。
まずこの事件は、卑劣なテロ行為であり、断じて戦争ではない。
「これは戦争だ」と言ったブッシュ大統領の言葉に耳を疑った。
二酸化炭素の削減を決めた京都議定書に不参加を決めた時もそうだが、
この人には見識も常識もない。
ただ経済界と軍事産業にあやつられただけの人だと7月11日の日記に
書いたが、まさにその通りだった。
アメリカがやろうとしている報復は、どんなに正当化しても、
卑劣なテロ行為となんら変わりがない。
決して一般市民を巻き込んではならない。
「戦争だ」と言っているアメリカを支援しようとしている国は
みな戦争に加担しているといわれても反論できないはずだ。
これは実に恥ずかしいことで、
今、僕らがすべきもっとも大切なことは、
『これを戦争にしてはならない』ことだ。
暴力は暴力を、テロはテロを生むだけだ。
「戦争は悪で、決してやってはならないことだ」と若い人達に
言えない環境ができてしまうことを僕は恐れる。
日本が後方支援をするのであれば、まずこれは戦争ではないことを
アメリカに認めさせてほしい。
そんな力はないかもしれないが、どんなことがあっても言うべきだと思う。
テロに対し、世界中が協力して防止対策を検討することは大切である。
その席上には日本も立つべきなのは当然である。
しかし、戦争と言っているアメリカには絶対に加担してはならない。
みんなで、「テロ撲滅には協力する。しかし戦争には加担しない」と
勇気を持って言おうではないか。