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2つの展覧会

今日は仕事が終わってから2つの展覧会に行った。

どちらも知り合いの人がやっている展覧会で、今日が初日。

まず行ったのは、銀座教会1階のギャラリー・エルピスでおこなわれている関 洋さんの

「都市蝶」。

関さんは、大都会の中で生きている蝶を撮り続けている。

ミドリシジミ、ツマキチョウ、ムラサキシジミなど昔採った懐かしい蝶が美しい映像で撮られている。

この大都会の東京にもまだこれだけ蝶がいるのかと思うとうれしくなった。

そして、子どもの時に採集した蝶のことを思いだした。

不思議なことにあの蝶はどこでどうやって採ったかまで鮮明に思い出せるのである。

そういえば、子どもの時は、昆虫採集と魚採りであけくれていた。

亡父ともよく昆虫採集に行ったものだ。

次に行ったのは、表参道でやっている鈴木 新(あらた)氏のスケッチぶらり旅―イタリアとマルタを訪ねて―。

JTBの旅行案内を見たことのある人は多いと思うが、その表紙の絵を書いているのが鈴木さんだ。

空気感のある美しい水彩画で、美しい光を柔らかく、やさしく表現している。

僕は、鈴木さんが描く水が好きだ。

水が生きているという感じ。

鈴木さんの奥さんが妻の友人ということで、知り合ったのだが、実は昨年も個展を見た。

今年感じたのは、1年で絵が変わってきたということ。

以前にも増して、絵が簡素化されてきたために、逆に見る人の感情がその絵の中に入っていきやすくなっているような感じがした。

その事を話したら、「そうなんです。そのうち白いカンバスに線が1本だけ、なんて絵になっていくかもしれません」と冗談を言われていたが、どんどん深い境地に入っていかれているのではないだろうか。

これからどう変わるか、興味がある。

絵のことは良くわからないが、日本画家が最終的には水墨画にいくような境地なのだろうか?

お互い忙しくてなかなかゆっくり話しができないが、今度一緒に旅をしながら、いろいろ聞いてみたいと思っている。

いずれ、京都・奈良に一緒に行きましょうということになった。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。