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今こそガンジーに学ぶ

同時多発テロ事件が起こってから、暴力で解決しようとするアメリカの対応に憤りを感じていた。

こんな時こそ、ガンジーの本を読むか、ビデオを見たいと思っていた。

本がなかなか見つからず、先日やっとビデオを見つけたので買ってきた。

この映画は、あのアッテンボローが監督し、アカデミー賞に輝いた名作である。

ガンジーは非暴力によってイギリスに支配されていたインドを独立に導いた人である。

とにかく、彼の平和を愛する強い気持ち、その実現のために自分の意思を曲げずに暴力を恐れないで立ち向かっていく姿には感動した。

ここまで人は忍耐強く、美しくなれるのか、と驚いた。

人の中には、神に近づける心も悪魔になれる心もある。

人はどこまでも残虐になれるし、またガンジーのように神に近づくこともできる。

しかし、人の心は弱く、「やられたらやりかえせ」と思うのが普通であろう。

それでは、なにも解決にならないことを多くの人は気づいているが、それ以上に気付いていない人達がたくさんいる。

ガンジーはやられても決して暴力を使わずに相手に勝ってきたことをわれわれは学ばなければならない。

イギリスとの戦いでたくさんの犠牲者が出て暴動が起こった時も、ヒンズー教徒と回教徒が争った時も、ガンジーは断食をして非暴力を訴えた。

餓死しそうなガンジーの姿を見て、民衆はその愛に心をうたれ、争いをやめた。

彼こそが本当の指導者なのだ。

今、世界をリードしている人達に、またこのテロ事件に対し暴力で解決しようとしている人たちにぜひこの映画を見せたい。

この映画の中で2回繰り返して出てきた言葉がある。

私は失望した時にこの言葉を思い出す。

歴史を見れば、愛と真実は常に勝利をおさめた。

暴君や残虐な偽政者もいた。

彼らは無敵に思える時もあった。

しかし、彼らは必ず滅びたのである。

                     ガンジー