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考えすぎずに感じること

金曜日は特殊外来の日。

潰瘍性大腸炎などの腸の病気を診ている。

僕の治療は薬でおさえるだけでなく、なぜその病気になったのか、そしてその原因となる心と体と魂のひずみ(このひずみがストレスになっている)まで追求していき、そのひずみをどう戻すかまで話すようにしている。

今日来た患者さんの一人にある病院の看護婦さんがいた。

彼女はどうも頑張りすぎるようだと気付いていた。

話しているうちに、彼女が知らないうちに感情を抑えるために感じないようにしてきたことが分かった。

感じる人にとっては今の世の中は住みにくい。

知らないうちに、自分の感情を隠して生きていくようになる人がわりといる。

しかし、そのストレスは身体を蝕む。

「感情を抑えないこと」「感じることは大切なこと」「考えすぎないこと」「常識にとらわれないこと」を話したら、彼女の抑えていた感情が涙となって流れてきた。

病気の症状は薬で抑えることはできる。

しかし、彼女が再発しないためには、自分にもっと素直に生きる必要があると思った。

涙は鬱積した感情を洗い流すもの。

泣くことは大切なこと、だと話した。

きっと彼女はわかるだろうと直感で感じた。

夕方、波戸崎 操さんのクリスマスコンサートに行く。

品川の教会でのコンサートだった。

彼女はフルート奏者で、とてもスピリチュアルで感性豊かな素敵な人だ。

彼女の演奏は感情がダイレクトに伝わってくる。

ただ、彼女の強い想いに対し、フルートという楽器自体がその想いを増幅させる力が弱い、なんてふと感じた。