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サファリ日記 2002年9月12日

朝7時にチェックアウト。

川沿いをサファリしながら、ゲートへ向かう。

相変わらず、動物がほとんいないため撮影できず。

今日はナクル湖に戻るが、今回の旅では中継地をナイロビにせずにナクル湖にしたので、3回目のナクル湖になる。

サファリは、埃と震動がすごいので、カメラも車も時に壊れる。

とくに車は故障しなことのほうが珍しい。

今回も途中でほこりが詰まって1度オーバーヒートしたが、午後1時半に無事にナクル湖に到着した。

着いた時には、体はガタガタで食欲もない。

疲れもピークに達していて、午後のサファリまでの2時間、少し昼寝をすることにした。

時間間際に起きたが、だるくて歩く気力がない。

しかし、それぐらいでは絶対に休まない。

なにがおこるか(撮れるか)わからないからだ。

体を引きずるように駐車場に向かう。

まずは4日ぶりにダチョウの卵をチェックすることにする。

卵のところには雌がいた。

雌は動く気配がなかったので、場所を変え、フラミンゴを見るために湖岸に行くことにした(数百メートルの距離しか離れていない)。

そこで1羽の死にそうなフラミンゴを発見。

病気なのかヨタヨタしている。

見ているうちに、倒れ込んでしまった。

100mほど向こうの湖の中では、死んだフラミンゴを食べているハゲコウ(死肉を食べる大きなコウノトリ)がいた。

ハゲコウは倒れているフラミンゴを見つけるや、すばやく寄ってきた。

フラミンゴの前に僕の車が止まっていたので、一瞬躊躇したが、すぐに寄ってきて食べ始めた。

死肉を食べるハゲコウだが、死体よりもフレッシュな肉が良いのだろうか?

その時、ダチョウが立ちあがるのが見えたので、急行すると、ダチョウの雌は立ったり、座ったりを繰り返している。

立ちあがった時にはくちばしで卵を寄せ集めたり、土の中をほじくったりと様々な動作を見せてくれたので撮り放題だった。

このシーンで、やっと僕の目も醒めてきた。

座った時は、卵の真上ではないので、卵とダチョウの両方が撮影できた。

今回だけで、ダチョウと卵の様々なシーン、オスの求愛のダンス、交尾と撮れたが、それはワンシーンだけで満足せず、何度もその場所に通った成果だ。

こういったチャンスはそうあるものではないので、あまり他の動物に浮気をせずに、何度もその場所に通うことが大切だと思っている。

ダチョウの撮影には満足したので、再びフラミンゴの所へ戻る。

その頃から、夕方の光で湖面が美しく輝き始めた。

そして、至るところでおこなわれている交尾シーン。

なんと幻想的なのだろうか。

撮影するには少し暗かったが、そのシーンに心が震え続けた。

久々に撮影を忘れて、ずっと見とれていた。

そして日没。

やっと夕陽がオレンジ色に染まってくれた。

今回の旅のフィナーレを飾るシーンであった。

今夜はナイロビ在住の友人とそのご主人、そして音声の仕事をしているHさんとロッジで会うことになっていた。

いっしょに夕食をとりながら12時半まで話しこんでしまった。

いつもは10時には寝ているので、さすがに疲れて、夜はバタンキュー。

明日はナイロビに戻り、夕方の飛行機で日本に向かう。

今回のサファリ日記はこれで終わりになります。

いずれ、写真入りで掲載したいと思っています。