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サファリ日記 2002年10月11日

今日はサンブールの3日目。

ここはマサイマラより日の出が早く、6時半頃には日の出となる。

それにしても今日も光りが強すぎてダメだった。

朝日は夕陽に比べると光が強いので、難しいのだが、今回ほど朝日がダメなことも珍しい。

最初はバッファロースプリングサイドをサファリ。

狙いはヒョウだったが、結局見ることは出来なかった。

前にも書いたが、動物は少なく、見るべきはチーター親子ぐらいだ。

しかし、このチーターも極端に痩せていて、美しくない。

昨日も狩りが不成功のようで、今日はさらに元気が無い様子。

果たして生きていけるのだろうか・・・・・。

子どもの餓死は避けられないような気がする。

親も危ない。

元気なく座っているだけなので、川の反対側のサンブールサイドに移り、サファリを続けることにした。

ホオアカオナガゴシキドリという美しい小鳥が蟻塚からシロアリを引っ張り出して食べているシーンに出会い、しばらくそこで観察することにした。

そこで、シロアリ(動いているのがわかった)をくわえて枝にとまっているシーンなどが撮れた。

この鳥の習性として、つがいで並びながら高らかにコーラスを奏でる、というのがある。

まだそのシーンが撮れていなかった(何度も見ているのだが、位置が悪くて写真にならなかった)ので、1時間ほど粘ってみた。

しかし、今日もそのシーンは撮れなかった。

その後は川沿いをサファリ。

10頭ほどのインパラが川にやってきて、そのうちの4頭が並んで水を飲むシーンが撮れた。

こういうシーンはなかなか撮れない。

このシーンにちょっと気を良くして、サファリを続けていたが、10時半に車のスプリングが壊れたので、修理のためにロッジに戻ることにした。

やはりガタガタ道を飛ばし過ぎたためだろう。

ということで、午前中のサファリはここまで。

午後のサファリは3時45分から。

車は何とか応急処置をしたようで、大丈夫とのこと。

「チーター子供はもういいので、ヒョウを狙おう」と言ったが、ドライバーは一度チェックだけしようと言う。

40分ほど探して見つけた時は、親子で道脇の小さなブッシュの中に潜んでいた。

朝3頭いた子供は2匹しかいない。

夕方再びチェックしてみたが、やはり2匹しかいなかった。

どうも1匹は死んでしまったようだ。

残りの2匹も相当痩せている。

早く狩に成功しないとみな餓死してしまいそうだ。

こういったシーンは何度か見ているが、なんとも切ない。

車がそばにいたのでは、余計に狩りに成功する確率が下がるから、「早く狩りに成功してくれ」と祈りながらその場を離れることにした。

その頃から雨雲が広がりはじめた。

急に風が強くなり、雨の匂いがしてきた。

乾燥しきった砂塵がもうもうとたちこめ、幻想的な雰囲気だ。

やがて、雨が降り始めた。

こういった状況が僕は好きなので、少しアドレナリンが出始めた。

その時、遠方に見えていた虹が濃くなってきた。

チャンス到来。

すぐに3頭のゾウを見つけ、虹とゾウが撮れる位置に急行した。

途中、ゾウの群れが土煙の中、川を渡ろうとしているのが見えた。

とても幻想的な風景だったので、虹とゾウにしようか、川渡りにしようか(このシーンは何度も撮っているが、今日のはとびきり幻想的な土煙だった)迷ったが、虹が先だと判断して、そちらに向かった。

しかし、ゾウ同志が重なってしまって、一列になってくれない。

「川渡りが終わってしまう・・・・」とジリジリしながら待っているうちにゾウは渡ってしまった。

残念・・・・・。

10分ほど待って、やっと、ゾウが一列になってくれたのでゾウと虹を撮影。

その後は、サンブールの山をバックにゾウの群れを撮影。

これも今まで撮れていなかったシーンだ。

急に天候が変わり、雲が多く、それも黒青色でバックとしては最適だ。

どんな被写体でもOKという状況だったが、いかんせん動物が少ない。

なんとなく不完全燃焼のまま時間ばかりが過ぎていく。

やっとのことでライオンの群れを見つけたが、林の中に入ってしまい、写真にはならなかった。

どうもツキに見放されている。

日没も良かったが、動物がいない。

さんざん探して、やっと1頭のインパラと1頭のゲレヌクを見つけて撮影。

それなりの写真にはなった感じだ。

今回のサンブールは珍しく動物が少なく、だめだったがが、2~3年に一度は

こういうことがある。

まあ、次回を期待することにしよう。

明日はナクル湖に戻る。