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京都・花の撮影日記 1日目

朝、高尾よりさらに北の山奥にある宗蓮寺に着く。

ここはシュウメイギクで有名らしい。

着いて機材をおろそうとしていたら、住職らしい人が降りてきて、いきなり「今日はこれから忙しいから撮影は困る。帰ってくれ。」と言う。

「別にあんたが忙しくても関係ないだろう。何でそんなことを言うのだろう」と一瞬唖然としていると、住職は「あんたらどこから来た?」と聞く。

「川崎です」と答えると、「そんな遠くから来たなら、しゃあない。でも、早く撮って、早く帰ってくれ」と相変わらずつっけんどんな言い方。

そんなふうに言われるとなんとなく焦ってしまって、撮影した気にならない。

そうは言いつつも、だれもいなかったので、充分に撮らしてもらった。

花の状態は、ピンクの方は盛りを過ぎていたが、白い方は今が見頃だったが、光が当たらず、撮影条件は悪かった。

ここは夕方が良いのかもしれない。

通常なら、この寺は三脚禁止だそうだが、「こんなに暗くて、三脚もダメなのか」とブツブツ言っていたら、住職は「しゃあない」と言って、見て見ぬふりをしてくれた。

口は悪いが、憎めない人のようだ。

写真の方は、相当のスローシャッターだったので撮れているか???

その後、嵐山・高尾パークウェイの途中にあるコスモス園で撮影。

ここのコスモスは見事だった。

ピンク、シロ、紫、黄色のコスモスが咲き乱れている。

コスモスの撮影は風次第だ。

風がなければ簡単なのだが、今日は生憎風があり、揺れて難しかった。

風が止む瞬間をじっと待ちながら、2時間撮影。

晴天で汗まみれになった。

その後、直指庵に行く。

ここでもシュウメイギクが狙いだが、花の数は少なかった。

しかし、良い光があたっていて、きれいに撮れたように思う。

それにしても今日はけっこう歩いて疲れた。

夜通し運転してきたので、早めに宿に行って休むことにする。

今日は妙心寺の大心院という宿坊に泊まる。

宿坊と言うと、違和感をおぼえる人が多いかもしれないが、実に簡素で清潔。

テレビもなく、トイレも風呂も共同だが、それがまた良い。

前の庭は「阿吽庭(あうんてい)」という有名な枯山水庭園で、趣がある。

大きな妙心寺の中にあるので、とても静かで、落ち着けるのも魅力だ。

そして何と言っても、安い。

今日は疲れていたので、すぐに寝てしまったが、このように寝るだけなら(門限がある)宿坊はなかなか良いと思った。