僕の写真のファンだという方から手紙をもらった。
彼女は家庭内暴力で離婚して、苦しみのなかにいる時にアフリカに行った。
地平線から昇る真っ赤な太陽を見た時、大きな感動を受け、それまでの悲しみと苦しみが消えていったと書いている。
サバンナの大自然に癒され、彼女の人生は変わった。
「人のために貢献したい」との想いで転職し、様々な勉強をして、今度は青年海外協力隊として赴任するそうだ。
僕の周囲には、医療関係者ではないけれど、人を癒す活動をしている人が何人かいる。
その人達に共通に起きているのは、人生を一変させるような出来事だ。
肉親の死、離婚、親子での猛烈な確執など・・・・・。
それを契機に、その人は“本当の人生”を歩み始め、「人を癒す」活動に入っていった。
ヒーラー(人を癒す人)になるには、試練が必要ということだろう。
そして、人を癒すこと、自分らしく生きることが、もっとも自分自身を癒すことになる。
皆がそれに気付けば、世の中はもっと良くなるのに・・・・・。