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ヒーラーになるには試練が必要

僕の写真のファンだという方から手紙をもらった。

彼女は家庭内暴力で離婚して、苦しみのなかにいる時にアフリカに行った。

地平線から昇る真っ赤な太陽を見た時、大きな感動を受け、それまでの悲しみと苦しみが消えていったと書いている。

サバンナの大自然に癒され、彼女の人生は変わった。

「人のために貢献したい」との想いで転職し、様々な勉強をして、今度は青年海外協力隊として赴任するそうだ。

僕の周囲には、医療関係者ではないけれど、人を癒す活動をしている人が何人かいる。

その人達に共通に起きているのは、人生を一変させるような出来事だ。

肉親の死、離婚、親子での猛烈な確執など・・・・・。

それを契機に、その人は“本当の人生”を歩み始め、「人を癒す」活動に入っていった。

ヒーラー(人を癒す人)になるには、試練が必要ということだろう。

そして、人を癒すこと、自分らしく生きることが、もっとも自分自身を癒すことになる。

皆がそれに気付けば、世の中はもっと良くなるのに・・・・・。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。