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久々にじっくり読書

最近、本を読む暇がなかったが、今日は久しぶりに読む時間があった。

そこで、知人の自然写真家・吉野信さんが中公新書から出した「アフリカを行く」を読んだ。

これは、吉野さんが東アフリカや南アフリカを訪れた時の様子を書いたものだが、読みやすく、写真も多かったので通勤の往復と昼休みで読んでしまった。

ザンビアの日本人ツアー客銃殺事件があった後なので、「しばらくは南部アフリカ行きはお預けかな?」と思っていたが、この本に刺激されて、「やはり行かなければ・・・・」という気になった。

まだまだアフリカのなかで行きたい所がたくさんある。

もう1冊「臓器移植 我、せずされず」(池田清彦著)も読み終えた(いつも同時進行で何冊か読む)。

さまざまな人が臓器移植の是非に対して意見をのべているが、この本はもっとも僕の考えに近く、興味深く読んだ。

世論であり、多角的に分析しているのだが、「是」とする人を論破できるとは思えなかった。

このレベルの論であれば、他人の死を待ち、その臓器をもらってまで生きたいのか、そこまでして生きたくないのか、という美意識の差と片付けられてしまう。

こういった判断は、哲学的、宗教的要素が強く、科学的ではない故に説得力が乏しい。

ただし、論破することは難しくても、人間の向かう方向性を考えれば、答えは見えてくるであろう。

あくまでも、欲を追及するのか、それとも歯止めを設けるのか。

僕は、欲望に歯止めをかけなければならない、という考えに賛成したい。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。