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たいへんな1日

今日の午後は大腸の内視鏡的ポリープ切除を担当。

松島クリニックへは、大学病院で上手くいかなかった症例などがまわされてくるので、時に非常にたいへんな思いをすることがある。

今日は、久しぶりに頭が真っ白になるくらい疲れた。

最初の患者さんは、前回内視鏡が奥まで入らなかった例で、それも松島のなかでも一番の腕自慢のドクターがやってだめだったので、苦戦がはじめから予想されていた(昨日から誰が担当するか、医局内で話題になっていた)。

おまけにポリープが10個以上もある。

苦戦しながら、なんとか一番奥の盲腸まで入れることができたが、ポリープを切ろうにも難しい位置のものばかりで(ポリープの位置によって難易度が違う)、切除に手間取り、この1例だけで1時間以上かかってしまった。

疲れた・・・・、と思っていたら、よりによって次も大変な患者さんだった。

この方は開業医からの紹介患者だが、同僚がやってポリープを発見できなかった(あることは分かっていたのだが)。

再検査で僕が担当し、1時間近く探したのだがまたも見つからなかった方だった。

そこで、本当にポリープがないのかバリウム検査をしたら、開業の先生の指摘部位とは遠く離れた場所にあることが判明した。

内視鏡は万能のように思う人が多いかもしれないが、大腸はひだが多く、その裏にポリープが隠れるとわからないことがある。

小さいものの発見率は70%くらいしかない。

バリウム検査でポリープがあることが判明した時、「今度こそは僕が絶対にとります」と宣言し、自分の検査日を指定して、予約を入れていた。

そして今日の検査(正確に言うと内視鏡的手術)になったわけだ。

プレッシャーを感じながら僕としては2度目になる内視鏡検査を始めた。

が、みつからない・・・・・・。

冷や汗が出てくる。

後に引けないので、丹念に探し続けた。

緊張の糸が切れかっかった時、やっとひだの裏から病変を探し出すことができた。

ハー、良かった・・・・・。

発見さえすれば、位置的に難しくてもなんと出来る技術はある。

ポリープをとるなんて簡単と思う人がいるかもしれないが、時に非常に高度な技術を要する場合があるのだ。

とにかく、無事に切除できてひと安心だった。

このへんで疲れのピークに達していたが、今日はまだ検査がたくさん残っていた。

珍しく、終わった時はこのまま寝てしまいたいと思うほど疲れていた。

だが,今日は帰れなかった。

病院の忘年会があるのだ。

付き合いの悪い僕も、これには参加しないわけにはいかない。

と言っても2年に1度しか参加しないが・・・・・。

出席した時は、ビンゴの1等の商品として、僕の写真パネル(写真展で使ったもの)を進呈することにしている。