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早く受診すればよかった

医局で、「毎年12月になると大腸の進行癌患者が多いような気がする」と言ったら、同僚が「そうだ、そうだ」と言うので秘書に調べてもらった。

やはり、そのようだった。

その中には、かなり前から症状があったり、他院で異常が指摘されていたにも関わらず、きちんと受診していない例も少なくない。

癌が見つかっても、今から紹介すると(松島では内視鏡的手術しかできない)、病院で正月を迎えることになるかもしれない。

別に正月は休みだから、仕事を休むよりは良い、と言う人もいるが、そうではない。

正月は、大きな病院も手薄になる。

当直医だけになるので、緊急の処置や異常の発見が遅れる可能性がある。

普段のようにはきめ細かな対応ができないのだ。

だから、緊急の時、やむをえない場合はしょうがないが、正月をはさんだ入院を避けるために、異常があれば早めに受診したほうが良い。

こんなことは当たり前だと思うかもしれない。

が、ほとんどの人が「自分だけはそんなことにはならない」と思っているから、受診をのばしのばしにする。

そして、「正月にかかるのですか?もっと早く受診すれば良かった」ということになるのである。