夜になって僕のホームページを企画製作してくれている(株)セカンドファクトリーの斎藤君がふらっとやってきた。
彼はフラッシュ(画面が動くソフト)の日本の第一人者。
彼のフラッシュは、他の人が作る無機的なものと違い、生き物の動きをする。
その理由が、彼の話を聞いていて初めて分かった。
彼は少年時代、水をバシャバシャと手でかき混ぜながら、いつまでもその波紋を眺めていたり、自然のなかでのさまざまな動きをじっと観察していたらしい。
その観察眼が、かれのフラッシュの動きの原点だったようだ。
たしかに彼に追いつこうと切磋琢磨している技術者は多いのだろう。
しかし、彼の観察眼は一朝一夕に作られたものではないので、きっと真似は難しいのかもしれない。
今度新しい人が入って少し仕事に余裕ができるので、僕のサイトにかかる時間ができそうとのこと(嬉しい、嬉しい・・・・・)。
そういったことで、今後のことを話しに来てくれたのだ。
僕のコンセプトは、人の眼をいったん止めること(だから写真という静止画にこだわっている)、そして何かを感じてもらうこと。
それは、いのちの意味でも、美しさでも、自然の大切さ、美しさでも何でも良い。
感じることによって、魂の奥底に眠っていた大切なものを引出すこと、それが僕のやりたいことなのだ。
そのコンセプトを伝え、新しい企画について話しあった。
何か良いものが出来そうな手応えがあった。