今日から、今回のサファリ日記を掲載します。
天候は前半最悪、後半回復。
サファリは、前半不調、後半好調でした。
それにしても、今回ほどネコ、ネコ、ネコと猫族に恵まれたのは久しぶり。
サーバル、カラカルは今までで最高でした。
それでは、1日分ずつ掲載しますので、お楽しみに。
2月9日
2月8日出発の予定だったが、なんと風邪による熱発で出発を1日延ばす。
咳がひどかったが、熱が下がったため、出発することになった。
最初から前途多難だ。
今回は車ではなく新宿から電車を使用。
というのは、いつも使用しているエミレーツ航空が、昨年の秋からドバイから関空に直行することになったので、今度の帰りからは関空から羽田というルートをとるために車を使わなくなるためだ(今までは成田まで車で行っていた)。
余裕を持って家を出たのは良かったが、宿河原駅で南武線に乗ったとたんトラブルが発生。
電車が駅に着いた時に緊急信号音が鳴っていたので、嫌な予感がしていたのだが・・・・・。
乗ってもドアがしまらない。
そのうちに放送で上りの電車が人身事故をおこしたとのこと。
前方の踏み切りの手前で確かに電車は止まっている。
踏み切りの手前なので自殺か?と思いつつも、家内とすぐに隣の登戸駅まで歩くことにした。
このへんだとまずタクシーはこないので、登戸まで歩く必要がある。
スーツケースは送ってあってないが、カメラ機材を20kg持って歩くのはきつい。
予約したNEXに乗るには、15分で登戸まで歩かなければならない。
2人共病み上がりだが、そんなことは言ってはいられない。
汗だくだくになりながら、登戸に着いたが、急行が出る時刻を1分過ぎてしまった。
が、幸いにもその急行が2分遅れたために乗ることができた。
しかし、新宿駅でも乗り換えに定刻に着いても7分しかない。2分遅れで到着したために、5分しかないことになる。
走ってぎりぎりセーフだった。
新宿でおいしい焼きたてのパンを買って、持っていった具でサンドイッチを作って食べながら行こうという計画はお流れになってしまた。
間に合ってよかったが、疲れた。
成田でドルに変え、ラウンジで休憩して、さあ出発となったが、飛行機は滑走路まで向かったは良いが、引き返し始めた。
一人乗客が乗る前に出発してしまったらしい。
そこで引き返して、その乗客を乗せ、1時間遅れで成田をやっと離陸。
そして予定より約30分遅れでバンコクに到着した。
まあトランジットが5時間あるので、このくらいの遅れは関係ない。
バンコクで約5時間のトランジット後エミレーツ航空でアラブ首長国連邦のドバイに到着した。
ここでも30分ほど遅れた。
そして3時間のトランジット後ナイロビに向けて出発。
またここでも約1時間の遅れ。
3便共遅れるなんて初めての経験だ。
何か前途多難な予感がする。
この遅れを取り戻せず、1時間遅れでナイロビに到着した。
あまりにもいろいろなことがあったので、着いても実感が湧いてこない。
空港で荷物を積み込んだりしているうちに2時になってしまった。
2時に空港を出発。
ドライバーはいつもの男だが、彼が以前勤めていた会社をやめてしまったので、今回から彼が新しく就職した会社を使うことにした。
ナクル湖まで約2時間半の行程。
今日は道も比較的空いていてよかった。
が、今日は湿気が多い。
途中で小雨に何度か出会ったが、緑がわりと多く、いつになく花が多いのに驚いた。
4時半にナクル湖に到着。
雲が多くどんよりしている。
良い光りは難しそうだ。
ロッジに行く前にサファリに出掛けるが、ナイロビ周辺とはうってかわって乾燥がひどい。
フラミンゴも動物もあきらかに少ない。
まあ、今日はウォーミングアップだからそれほど力を入れる必要はないだろう。
以前と違って大分肩の力が抜けてきたのがわかる。
しかし、集中力を落とさないことと肝に銘ずる。
これがなくなってきたら極端に撮れなくなるだろう。
フラミンゴやペリカン、ハゲコウなどの鳥を数枚撮っておしまい、と思っていたら、ドライバーがヒョウの親子の情報を他のサファリカーから聞き出した。
その場所に着いたら、隣りの車の少女が「ヒョウの親子がいた」と興奮して話しかけてきた。
たしかにアカシアの木の上にヒョウがいて、足をさかんになめているのが見えた。
その木の下の方には牡のインパラの仕留められたばかりの死体がぶらさがっていた。
が、いかんせん遠い。
600mmでやっと見える距離で、とても写真にはなりそうにない。
そして子供はまったく見えない。
しばらく見ていたら、母親の数メートル横で子供が動いたのが一瞬見えた。
子供は5カ月くらいだろうか。
が、いくらまってもこの位置ではどうしようもない。
ナクル湖はヒョウが多いのは良いのだが、だいたい状況が悪くて撮影にならないことが多いようだ。
雲が多く、日没もだめだった。