今日は遠征をせずに周辺でサファリ。
今日も全天が雲で覆われ、7時半までまったく光がなかった。
7時半頃にライオンのプライド(群れ)を発見。
狩りをしそうなのだが、あまり本気ではなさそうだ。
すぐに獲物のトピに気付かれて、あきらめてしまったので、別の動物を探しに行く。
すぐにハイエナがトムソンガゼルをしとめて、食べているのに遭遇するが、お決まりのシーンで撮る気にもならなかった。
その後、しばらくまったく撮るものなし。
8時過ぎにライオンのカップルを発見。
ハネムーン中だ。
ライオンのハネムーンはそれほど珍しくなく、普段ならあまり興味がわくシーンではないのだが、今日は他に撮るものがないので、ここで粘ることにした。着いてすぐに1回目の交尾が始まった。
真横からの撮影だったので、次は正面から、と指示して待つこと15分。
2度目の交尾が始まり、今度は正面から撮れた。
さらに20分待って3回目の交尾。
今度も正面から撮影できた。
通常はどちらを向いて交尾するのかわからないのだが、このカップルは予測可能で楽だった。
その後は昼までまったく撮れず。
太陽が昇っても、雲がどかない。
こんなに連日空全体を雲が覆っているのは、僕にとっては4年ぶりのことだ。
光がなくては撮影にならない。
今のところ過去最低の状態に近いので、いったい何本フィルムが余るのだろうか?と心配になってくる。
午後も全天の雲。
捜し回ってやっとチーター親子を発見。
ドライバー曰く、母親はクイーン(狩りが上手く、子育て上手の人気者のチーター。たくさんの子供を育て上げたが、昨年死亡)の娘らしい。
1頭の大きな娘と一緒だ。
娘は巣立ち直前なのだろう、身体の大きさは親と同じくらいだ。
母親はかなり年を取っている。
チーターの場合、年を取ると顔が灰色っぽくなり、首が細くなる。
しばらく粘って、2頭がじゃれあう姿を撮影する。
決して良いシーンではないが、今回マラに来て、はじめてチーターが撮れた。
チーターがこんなに撮れないことは、僕にとっては珍しいことだ。
帰りがけにさらにもう1頭のチーターを発見。
狩りをしそうだったが、暗いので粘らなかった。
雲が多いので、6時になるともう撮影不能になる。
日没は当然まったくだめだった。
光が欲しい・・・・・・。
そろそろ天気が変わっても良いと思うのだが。