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サファリ日記 2月16日

だんだん天候が良くなっているのがわかる。

今日も日の出を見ることが出来た。

が、この時期の日の出は光が強すぎて撮影にはならないことが多く、今日もそうだった。

雲が少なくなり、今回の日程で初めて青空らしい青空が見えている。

嬉しくなって、すぐに空をいれて撮影してしまう。

まずはダチョウの群れを空をバックに撮影。

やはり、サバンナでは空をいれて動物を撮影しなければ・・・・。

今日の朝はムシアラまで遠征せずに、この周辺でサファリの予定。

お目当てはチーターの親子。

このあたりに4か月ほどの3頭の子連れがいるらしい。

が、探してもなかなか見つからない。

8時ころになってやっと発見。

子供は昨日まで3頭いたらしいが、今日は2頭に減っている。

チーターがサバンナで生きるのは厳しいことなのだ。

みつけた時すでに親は狩りの態勢に入っていた。

最初は獲物のトムソンガゼルにみつかりすぐに逃げられてしまった。

が、しばらく移動して再び狩りの態勢に。

今度はかなり長い距離を走って仕留めた。

チーターがこちらに向かって走ってくるのをかなり大きく撮れたもよう。

親子は、1時間ほど食べていたが、その時突然ハイエナが襲来。

10頭ほどの群れが一気に襲いかかってきたので、チーターは逃げること、逃げること。

かなり逃げてから、木陰に入ってなめ合いを始めた。

チャンスなのだが、場所が悪く、草と枝が邪魔をする。

一応、枝と草を避けながら撮るには撮ったが、さてどうであろうか?

その後子供がなにかをガリガリかじりはじめた。

なんだろうと思っていたら、それがペットボトルだとわかった。

さかんに遊んでいる。

それにしてもこんなものを捨てるなんて・・・・。

その場所を離れたのが11時。

周辺をサファリしながら、久々の青空バックに象の群れ、キリンの群れを撮影。

たいしたシーンではなかったが、今回のサファリで青空を入れた写真は今日が初めてなので、なんとなくシャッターを押してしまう。

こういった写真を撮っているとスカッとした気持ちになれるのだ。

午後はキーコロック地域に遠征する。

しかし、草、草、草・・・・・・。

延々と背丈の高い草原が続き、動物は少ない。

何も撮るものがなく、ただ座っているだけだ。

日没もダメで、今日の午後はほとんどシャッターを押さず。

なかなか思うようにならないが、そろそろ運が巡ってくるような予感がする。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。