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鬼束ちひろの曲を聴きながら

引越しの片づけをしながらもっぱら鬼束ちひろの曲を聴いている。

彼女のマネージャーと知り合いになったので、僕の写真集を渡してもらったところ、お返しにCDをもらったのだ。

今まで彼女の曲を聞いたことはなかったが、じっくり聞いてみると実に良い曲が多い。

メロディも良いが、驚くのはその詞の深さである。

彼女自身の作詞だが、数曲聴いただけで彼女のなかに巫女というシャーマン的な魂の叫びのようなものを僕は感じた(シャーマンの存在を信じない人もいるかもしれないが、世の中にはあきらかにこういった人が存在しているのです)。

家内もまったく同じように感じていたから、それは確かなのだろう(僕も家内もそういった嗅覚はするどいと自負している)。

当然、考えながら曲を作るのではなく、自然に詞やメロディがわいてくるらしい。

ある時、マネージャー氏に「彼女はシャーマンだろう?」と聞いてみた。

えっ・・・・?という反応が帰ってくると思ったが、意に反して返事は自信たっぷりに「そうなんです」だった。

彼女自身が、自分のなかにあるシャーマン的なものを自覚しているらしい。

だとしたら、彼女はこれからきっとたくさんの苦しみを経験するだろう(シャーマンは深い苦しみを経験させられながら本質に近づいていく)。

そしてそのたびに良い曲を作っていくのだろう。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。