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妻が四国巡礼・お遍路の旅に出かけた

妻が四国巡礼・お遍路の旅に出発した。

乗り物を使わずに40日間で1200kmを歩くそうだ(1日平均30キロ!もである)。

今のご時世、歩きのみの人は少ないらしい。

まして、女性で・・・・・。

だが、多くの苦しみを抱えながらも、いつも全力で生きてきた彼女の決意を僕は認め、見守りたいと思っている。

結婚してから、彼女はいつも僕のことを考え、自分のしたいことを我慢して家事をこなしてきた(再び大学で学ぶために学士入学した2年間も・・・)。

「少し手を抜きなさい」と言っても、意地を張りながら頑張り続けてきた彼女が40日間も家をあけると言う。

その意味(彼女の真の人生のスタートのために必要な儀式)が僕にはよく理解できたので、迷わず「ゴーサイン」を出した。

心配がないというとうそになるかもしれないが、僕は信じて待つことができる。

というのは、僕らは身の回りにおきるすべてのことを誤魔化さず、逃げないで本気で語り合ってきたので、信頼関係が出来上がっているからだ。

今まで、良いことばかりではなく、むしろ苦しいことのほうがずっとずっと多かったので、この関係を続けるのは口で言うほど生易しいことではなかった。

が、どんなに苦しい時でも、どうしようもない袋小路に入ってしまった時にこそ、長い時間をかけて話し合ってきた。

この戦いにも似た本気の付き合いは、お互いをすごく成長させたと思っている。

だから、この信頼関係は何物にも変えられないのである。

この関係のなかで気づいたことは、うそや見栄がなく、いつも正直でいられることはなんと気持ちのよいことか・・・・、ということだった。

彼女がこの遍路を契機にあたらしい自分(本当の自分)になり、彼女らしい活動をはじめていくことを僕は信じて疑わない。

一皮むけた彼女が元気で帰ってくるのを楽しみにしている。