四谷の日本写真会館でおこなわれている田中光常先生の写真展に行った。
今回の題材はパンダ。
国内外15ヶ所で撮影したパンダの写真が60点展示してあった。
田中先生らしい穏やかな写真が多く、とてもほのぼのとした気分になった。
いつもそうだが、田中先生の写真は、動物への愛が現れているものばかり。
決して弱肉強食としてとらえていない。
また何点かはデジカメで撮った写真だったが、最近のデジカメの進歩には驚かされた。
田中先生は、親友のカメラマン大西靖さんの先生で、日本の動物写真の草分け的存在。
9年ほど前に大西さんから紹介してもらい、以後ずいぶんお世話になっている。
最初の写真展のときに様々なアドバイスをしてくださったり、僕が林忠彦賞を授賞した時にもスピーチをしてくださった。
僕の写真展には、必ずご夫婦で来てくださる。
田中先生はもう70後半のお年?だろうに、いつまでも元気で、少年のような目をしている。
いつも笑顔を絶やさないジェントルマンの田中先生は、写真家としても人間としても尊敬できる大先輩である。