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血の気が多い

今日はどうもいけない。

熱くなりすぎる。

要するにもともとが血の気が多いのだが(あまりそうは見られていないようで、意外な顔をされることが多い)、たまにいらいらしすぎることがある。

今日はそういった日だった。

こういう時は、とくに患者さんの話を聞き、丁寧に時間をかけて説明することが多い。

今日の外来では、初診の人が多かったせいか、きっと今日の話でこの患者さんの一生は変わったものになるだろう、という良い手ごたえを何度か感じた。

熱意を込めて話すから、手応えをすごく感じる。

が、こういった日に、言葉尻をとらえて心配ばかりする人がくるとつい口調が強くなってしまう。

「そんな末梢的なことにこだわってはいけない」から始まって、「いのち」についての自分の持論が出てきてしまう。

こういう人に今話してもわからないのに・・・・、と後で反省するのだが、自分の感情が暴走する。

血の気が多いから、エネルギッシュに活動できるのだが、この血の気の多さが、医者をやっていくうえで乗り越えなくてはならないハードルになっている。

まだまだ若いというか、成長が足りないというか・・・・・・。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。