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新しい写真集の評価

昼から友人の中井さんに新しい写真集の見本を見てもらった。

彼女はフランス語の教授をしているが、感性抜群なだけでなく、「よくこんな細かなところまで見ているな」と感心させられるほどの眼力を持っている。

感性と理性がうまく調和されている稀有な人だ。

写真を見せるたびに、僕の気付いていないところをいくつも指摘してくれるので、見てもらうのをとても楽しみにしている。

妻と同様に大切なアドバイザーの一人である。

彼女には、以前写真集の候補写真を見せ、製作過程についてある程度のことを話してあった。

そしていくつかの点で(表紙の写真を含め)、彼女自身のなかで異論があったようなので、どんな反応が返ってくるだろうかと、少し気になっていた。

まずは、異論があった表紙を見せたが、実物を見た第一声が「素晴らしい」だった。

最初はタイトルと写真がマッチしていないと言っていたが(僕も出来る前はそう思っていた)、実物は違っていたようだ。

僕もはじめは地味すぎると思っていたが、今では上品で不思議な味わいがかもし出されていると思っている。

これが、構成をしてくれた三村淳さんの「三村マジック」なのだろう。

そして最後まで見終わった時に、涙を流しながら「素晴らしい」と言ってくれたのは本当に嬉しかった。

文章が下手な僕には、「写真と文章がひじょうにマッチしている」との言葉はとても嬉しく、勇気付けられた。

自分で自分の本の評価は難しいが、今までの本に比べると満足度が格段に高い。

また、見てくれた全員が良い評価をしてくれるので、この写真集はきっといけるだろう、と思えるようになってきた。

とにかく発売が待ち遠しい。

頑張って売り込まなければ・・・・・・。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。