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中学生からの手紙

以前の日記に愛知県の中学生が僕を訪ねてきたことを書いた。

その中学生から先日礼状が届いた。

先日の修学旅行でお世話になった00中学の☆☆です。

中略

今回の修学旅行の個別研修で井上さんにお会いし、今後の写真界のこと、井上さんがサバンナの動物を撮影する際に大切にしている“想い”などをお話できたことは、僕の大切な思い出になりました。

中略

井上さんとお話した中で、印象に残っている言葉は、「自分が伝えたい“想い”を持ち続けること」と、「考えすぎないこと、ひたすら感じること」です。井上さんの話には幾度も(あ~なるほどな)と思わせるところがありました。「知識が先行すると(僕が言ったのは、先行しすぎてはいけないということです)感動を伝えられない。自分の中で枠を作ってしまう。」「欲望や損得を無視して、本当に好きなこと、つまり“内なる声”を大切にすること」・・・・気持ちなどのメンタル面で、技術以上に大切にしなければならないことを学んだ気がします。また、井上さんがそうであるように、写真家は“表現者”であることも知りました。その表現をするために何よりも感動することがとても重要であることも学んだ気がします。これから僕は、一人の“化学、写真という2つの観点で自らの想いを伝える表現者”になるために、日々のさまざまな出来事などで、いろいろなことを感じ、自分の表現力や感性を養っていきたいと思います。

中略

今回の修学旅行は、自分の向かう夢への大きな糧になりました。

少なくとも僕が中学生の時には、こんなにしっかりした手紙を書くことは出来なかった。

彼の将来がとても楽しみだ。

現実に流されずに、夢を忘れないでほしいと思う。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。