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新鮮な野菜果物が食べられる幸せ

ケニア在住の友人の一人にさくらさんがいる。

彼女は、僕の使っていた旅行会社に勤めている素敵な女性で、僕たち夫婦はアフリカに行くたびに彼女と会うのを楽しみにしている。

彼女は、ケニアで森さんという男性と知り合い結婚した。

家内が四国巡礼お遍路の旅に出かける決意をさくらさんに話した時に、彼女は「ぜひ森の実家に連絡してほしい」と言った。

そして、家内は香川県にある森さんのお宅に二日間も泊めていただいた。

その時のお接待は、それはそれは心のこもったものだった。

そのお礼に僕の写真集「Love Letter」を送ったところ、森さんから採れたて新鮮な野菜と果物が大量に届いた。

ピーマン、ねぎ、かぼちゃ、たまねぎ、ナス、ジャガイモ、ぶどうなどダンボール箱2つ分の野菜と果物。

どれも、ちょうど時期が来たので収穫しました、という感じのものばかりでみな食べごろだ。

野菜は切った時の弾力が違うと妻が言っていた。

果物は完熟状態でとろけるようにおいしかった。

こういった太陽のエネルギーや大地の恵みを吸収した野菜や果物を食べていれば、きっとたくさんのエネルギーがもらえることだろう。

僕は、食べ物には単純なカロリー計算では測定できないエネルギーというものがあると思っている。

同じ野菜100gでも、育った環境によって、食べた側が受け取るエネルギー量は違うように感じている。

よく生きた新鮮な「いのち」を感謝しながらいただく。

これが元気の源であり、食の基本だと思う。

しかし、今の食はおかしくなってしまった。

高級な食べ物などいらない。

こういった新鮮な野菜果物をいつでも食べられるような生活に僕は憧れている。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。