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緊張感が欠けてきた理由

今日の外来は混んでいた。

午前午後で約70人、そのうち21人が新患だった。

午前の外来が終わったのが1時5分前。

5分間で食事をしてすぐに午後の外来を開始した。

このくらい混むとずっとしゃべりっぱなしで、最後には声がかすれ、肩が張って頭痛がしてきた。

患者さんが多いのは経営上良いことだが、これ以上多くなると質が落ちてくる。

今医療界は冬の時代なので、質を維持しながら、経営を安定させていくのは至難の業だと思う。

診療が終わってから麹町のボンカラーに、9月26日から始まる写真展に使うプレス用写真の焼き増しに行く。

6月から7月初旬にかけては、写真集の売り込みや講演で忙しく、写真展の準備が遅れていた。

そろそろ本格的に取り組まなければならない。

8月から9月にかけてアフリカに3週間行くので、その前にあるていどめどをつけておく必要があるからだ。

が、どうも緊張感に欠けているのを感じる。

他にやることが増えているために、写真展だけに意識を集中できないからかもしれないが、それだけではないような気がしている。

写真展は何回もやっているので、慣れとともに緊張感が失われていくのはいなめない。

が、表現にかける想いは確実に増している。

その面では成熟しつつあるように思う。

初期の緊張感のある力強さから、落ち着きに進化し、それが癒しにつながっていった。

最近では、もっと成熟した味を出せるようにならなければ・・・・、と思っている。

緊張感が欠けてきたのは、単なる慣れなのだろうか、それとも成熟なのだろうか。

この答えを次の写真展で証明しなければならない、と思っている。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。