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30年ぶりの同窓会

卒業以来30年ぶりに高校の同窓会に出席した。

僕たち昭和48年卒が当番幹事なので、招集がかかったためである。

元来無口な僕はパーティー嫌い。

ほとんどこういった会には参加することはないのだが、幹事のI君に世話になっていたので、彼のためにも今回は参加しようと思っていた。

「卒業生全体の会なんて前世紀の遺物のようで興味がない」と思っていたし、そんな意見が同級生からも聞こえていた。

実際行ってみて、訳の分からないダンスやら合唱など、「こんなのを楽しいと思っている人がいるのか」とも思った。

が、会場をまわっていたら、2人の先輩に偶然会うことができた。

一人は、僕の所属しているサバンナクラブの副会長であり、元スイス全権大使のKさん。

Kさんが先輩とは知らなかった。

もう一人は病院の患者で、病院に飾ってある僕の写真を見て、僕が後輩であることを知ってメールをくれたSさん。

偶然の出会いにSさんも大喜びだった。

Sさんからは、僕の写真を見た時、「写真から生きるエネルギーみたいなものを感じて、直感的に手術は大丈夫と確信した」という言葉をいただいた。

こういった出会いがあるし、クラス会では会えない1年や2年生の時にいっしょだった仲間にも会えるので、「全体の同窓会は意味がない」と切って捨てるようなことはすべきではない、という気持に変わった。

二次会は、打ち合わせがあるために出られなかったが、昔と変わらずに元気いっぱいの恩師にも会えたし、今日はとても有意義だった。

まあ、こういった会に出席するのは10年に一度で良いと思うのだが・・・・・。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。