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喜んでくれてありがとう

ダンボールいっぱいの野菜が送られてきた。

ナス、カボチャ、インゲン、ピーマン、トマト、エダマメ、オクラ、ゴウヤ・・・・・・。

瓜や西瓜も入っている。

どれも採れたてで、箱を開けたらプーンと野菜の香りに包まれた。

これは、四国の森さんからの贈り物。

森家は、ケニア在住の友人・さくらさんのご主人の実家で、兼業農家をされている。

以前も山のように野菜が届いたが、今回も「あまったものだから・・・・・」と言って送ってくださった。

新鮮な野菜好きの僕らにとってこんな嬉しい贈り物はない。

さっそく妻は、ナスを漬け、エダマメやオクラを茹でている。

昨日「送りました」と電話があり、妻がお礼を言うと、返ってきたのは「喜んでくれて本当に嬉しい、ありがとう」という言葉。

「人が喜んでくれることが何よりも嬉しい」と思うすばらしい方々だ。

そんなところに嫁にいったさくらさんは幸せ者だと思う。

物をいただくのもありがたいことだが、「喜んでくれてありがとう」という森さんの豊かでやさしい気持ちに触れられたことが嬉しかった。

このように「人のために何かをすることが生きがい」という人たちとつきあっていきたいし、「自分らもそうならねば・・・・」と妻といつも話し合っている。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。