8月24日
朝6時15分に出発。
昨晩は満天の星だったが、朝起きてみると雲に覆われ、日の出はだめだった。
寒くはないが雲が多い分、いつも暑いサンブルにしてはそれほどではない。
昨日チーター親子が見られたそうなので、バッファロースプリングサイドをサファリ。
ここは川を挟んで、サンブル国立保護区とバッファロースプリング国立保護区が隣接している。
さんざん探すが、なかなかチーターは見つからない。
その時1台の車がブッシュの前で止まっていた。
どうもヒョウを見つけたらしい。
が、そのまわりを数台の車がぐるぐるまわっても何も見えない。
藪のなかに完全に隠れてしまったようだ。
「ドライバーはディクディクをヒョウがねらっているらしい」と言うが、当分動きはなさそうなのでその場を離れることにした。
その後、少し離れたところにメスライオンが1頭いるのを発見。
じっと見ていると子供がいるではないか。
それもかなり小さい。
約2週間の子供が3頭じゃれあっていた。
ここはオフロードできないので、ちょっと遠くて残念だった。
その後、川に向かう。
すると対岸に10頭程のゾウが1列に並んで水を飲んでいる。
これはすばらしい。
なかなか見れないシーンだ。
いつもなら先頭のものから順次水の中に入り、川を渡り始めるのだが、川の水量が多すぎて小さな子供が渡れないので、一列に並んで水を飲むだけで、渡りは断念して引き返したようだった。
パノラマで撮れば最高だったが、レンズ交換する暇がなかった。
その後、2頭のメスライオン、10頭ほどのアミメキリンの群れ、ヒメハチクイ(きれいな鳥)のペアーなどを撮る。
が、チーター、ヒョウなかなか姿を現さない。
その他、ゲレヌクが後ろ脚で立ち上がって葉を食べるところ、グレービーシマウマ、オリックスなど他の地域では撮りにくいものを撮影して、午前のサファリは終了した。
午後のサファリは3時45分から。
相変わらず雲が多く、それほど暑くない。
チーター、ヒョウを探すが、見つけたのはライオンのみ。
かなり近かったので初めての人達は大喜びだったが、僕としては満足できない。
その後、他の3台の車と別れて移動している時にセグロジャッカルの子供を3頭発見。
全然逃げない。
親は狩りに行っているのだろうか、3頭で無邪気に遊んでいる。
かなり寄って相手をなめているところやアップを撮影。
ジャッカルはシャイなのでこんなシーンはなかなか撮れない。
それにしてもジャッカルはやせていた。
それほどこの地で生きていくのは厳しいのだろう。
夕日もだめで、なんとなく冴えないまま今日のサファリは終了した。