8月30日
久々に良い日の出だった。
今回初めて太陽がオレンジ色に染まり、とても美しかった。
日の出バックにシマウマを撮影後、チーターを探す。
が、目的の3頭の子連れチーターはなかなか見つからない。
光が良いのに惜しいと思いながら、チーターを探すのだが、いるのはヌーとトムソンガゼルばかり。
逆光でトムソンガゼルの子どもの集団を撮影。
これがなかなか良かった。
9時すぎにやっと2頭の大きな子連れのチーターを発見した。
蟻塚に昇って獲物を探しているが、近くに獲物となるガゼルはいない。
シマウマが寄ってきてさかんにチーターを眺めている。
シマウマは大きすぎて獲物にはならないのだ。
チーターたちは、ガゼルが近づくまで待つか、移動して探しに行くだろう。
チーターとともにその場で待つことにした。
2時間ほどたった頃、突然飛び起き、狩りの態勢に入るチーター。
よく見るとトムソンガゼルの群れが近づいてくる。
中に子どもがいる。
チーターには気付いてなく、よたよたとチーターの方に歩いてくるではないか。
もうこうなったら確実に捕まるだろう。
ゆっくり忍びよっていくチーター。
10mくらいに寄ったところで、一気に走り出し、あっという間に捕まえた。
捕まえたのはチーターの子どものほうだった。
それから狩りの練習が始まった。
2匹の子どもは何度も捕まえては放し、また捕まえる。
まだ、とどめのさしかたを知らないようだ。
首をきちんと絞めないので、すぐに子ガゼルは逃げだす。
最後に母親がとどめをさすかと思ったが、空腹なのか、子供のチーターはガゼルが生きているうちに食べ始めた。
メーメー鳴きながら食べられていく子供。
生きるために食べなければならないのはわかるが、残酷なシーンだった。
写真はアップで捕まえる寸前の写真が撮れたようだ。
午後は3時20分からサファリ。
午前中見たチーター親子を探す。
30分ほどでブッシュの中で休んでいるチーターを発見。
ゴロゴロしているだけで動く気配がないので、周辺をサファリすることにした。
しかし、しばらくは何も撮れなかった。
夕方になって、シマウマが数頭でじゃれあいながら走り回っているのを撮影。
頻回に後ろのシマウマを蹴る動作を繰り返していたのでシャッターを押すが、どうもタイミングが合わない。
ほとんど何も撮れないまま日没の時間が近づいてきた。
はじめ、日没とチーターを撮ろうと思っていたが、チーターのところに戻ると親子は寝ていて起きる気配がなかった。
そこで近くにいたシマウマと日没を撮ることにした。
今日は日没も良かった。
オレンジ色のまま、まったく雲に遮られることなしに、沈んでいく太陽。
日の出も日没も良いなんて、記憶にないくらい久しぶりのことだ。