今日から写真展。
初日から千人以上の人が来てくれた。
今日は知り合いがそれほど多くなく比較的楽だったが、明日、明後日の土日は知人が多く来るだろうから忙しくなりそうだ。
なお、スライドアンドトークはすでに満員になったとのことです。
ここからサファリ日記(最終回)
今日がサファリの最終日。
朝6時に出発。
日の出はヌーと狙うが、光が強すぎて写真としてはイマイチだった。
その後4頭のチーター親子を探すがなかなか見つからない。
9時過ぎになって、別の3頭の親子を発見。
この時期、このあたりには3組の親子がいる。
ずっと追っていた4頭と1頭が死んで2頭になったもの、そして今日見つけた3頭の親子だ。
今回、この親子を見るのは初めてだ。
子供は大人と同じくらいに大きい。
見つけた時はすでに狩りの態勢に入っていた。
母親と1頭の子供がトムソンガゼルの子供を見つけ、忍び寄り始めた。
その時、そばにいたトピが子供のチーターに襲いかかった。
さすがにトピは大きく、なんどか蹴散らされた子供であるが、その間に母親はガゼルの子どもにかなり近づいていた。
やっとチーターに気付き逃げる子ガゼルだったが、すぐに捕まってしまった。
走る方向が僕の車とは反対の方向だったので撮影はできず。
その後、場所を移動して4頭の子供を探すが、見つからないので川に向かい、ヌーのチェック。
かなり集まってはいるが、すぐに渡る気配はなかったのでロッジに戻ることにした。
帰りがけ、昨日探しにいったチーターの親子(2ヵ月半の子供3頭)が今日は見れた、という情報が入ってきた。
これはチャンスとばかり、食事もほとんどせずに出発。
1時間ほどで目的地に到着した。
探すがなかなか見つからない。
だが、きっとこのあたりにいるはずだと思い、しらみつぶしにブッシュを探してやっと見つけることができた。
車は僕らのだけだ。
チャンスなのだが、2つの問題点があった。
それは、親子がブッシュの中にいて撮影できないのと、母親の耳にタックがつけてあることだ。
たとえブッシュから出てきてもあのタックは撮影の邪魔になる。
撮影できずに20分ほど見ていたら、突然風が吹き始めた。
雨になる・・・・・、と思っていたら、突然大粒の雨が降り始めた。
その時、立ち上がりブッシュから出てくる親子。
チャンスだ、と撮り始めたら、雨が強くなってスコール状態になってきた。
母親どんどん走り出す。
「狩りだ」と思い、全速で追いかける。
が、その頃には窓を開けていられないほどのザーザー降りになっていた。
その中で、母チーターはカメラを振る暇もないほどのスピードでガゼルの子供を仕留めてしまった。
大雨のなか、ガゼルをくわえて子供のところに戻る母親を連写、連写。
大粒の雨が写っているのがわかる。
すごい写真が撮れたようだ。
ただし、タックが邪魔になり、多くは使い物にならないが・・・・。
そして親子でびしょ濡れになりながら食べ始めた。
時々身震いをして水しぶきを飛ばしたり、なめあう姿をまたも連写。
大雨ながらも、光が差し込み、光線状態は良かった。
ひとしきり食べ、舐めあいがすみ、ブッシュの中で休むのかと思ったが、このチーターは再び狩りの体勢に入った。
獲物が小さかったので、まだ満腹になっていないのだろう。
だが、今度は失敗に終わった。
あたりは全天の雲になり、暗くなってきたのでロッジに戻ることにした。
最後にスコールとチーターの良い写真が撮れ、おおいに盛りあがって終わった今回のサファリだった。