僕が今回の写真展で伝えたかった“いのち”のメッセージ。
それは、「明確に伝わった」と感じた。
はじまる前は「一人でも二人でも伝わればよい」と思っていたが、ずっとずっと多くの人にこのメッセージが届いたようだ。
たくさんの感想、感想文をいただいたが、その中で象徴的な文章20代女性が書いた)をここに記すことにする。
今日、初めて新宿に来ました。
友人と待ち合わせた時間まであと2時間。
人がいない方へ歩いて来て、たどりついたのがここでした。
思いがけないものとの出会いに奇跡を感じました。
素晴らしい写真・言葉、ほんとうにありがとうございました。
この3年間、私は4度の死と向かい合いました。
“いのち”とは何なのか、嫌と言うほど考えさせられた期間でした。
大切な人との永遠の別れを受け入れることの難しさ。
決して忘れることのない思い出。
最近、また、それを深く感じる出来事があり、何とも無気力な生活を送っていました。
でも、今日一つの言葉で救われた気がしました。
「“いのち”は循環している」この言葉です。ホントにそうですね。
たとえ短くてもそれは軽いってことじゃないのですよね。
すべての“いのち”に意味があることに気付きました。
この世には天寿をまっとうできる人とそうでない人がいますね。
今ここにある自分の“いのち”、たくさんのモノによって生かされている“いのち”を大切にしようと思いました。
ありがとうございました。
皆、“いのち”の意味を知っているが、現実に流されているうちに忘れてしまった。
しかし、ある瞬間、その答えを思い出す。
僕の写真と文章がその手助けになれば・・・・、幸せである。