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伝えたいのは“いのち”のメッセージ

僕が今回の写真展で伝えたかった“いのち”のメッセージ。

それは、「明確に伝わった」と感じた。

はじまる前は「一人でも二人でも伝わればよい」と思っていたが、ずっとずっと多くの人にこのメッセージが届いたようだ。

たくさんの感想、感想文をいただいたが、その中で象徴的な文章20代女性が書いた)をここに記すことにする。

今日、初めて新宿に来ました。

友人と待ち合わせた時間まであと2時間。

人がいない方へ歩いて来て、たどりついたのがここでした。

思いがけないものとの出会いに奇跡を感じました。

素晴らしい写真・言葉、ほんとうにありがとうございました。

この3年間、私は4度の死と向かい合いました。

“いのち”とは何なのか、嫌と言うほど考えさせられた期間でした。

大切な人との永遠の別れを受け入れることの難しさ。

決して忘れることのない思い出。

最近、また、それを深く感じる出来事があり、何とも無気力な生活を送っていました。

でも、今日一つの言葉で救われた気がしました。

「“いのち”は循環している」この言葉です。ホントにそうですね。

たとえ短くてもそれは軽いってことじゃないのですよね。

すべての“いのち”に意味があることに気付きました。

この世には天寿をまっとうできる人とそうでない人がいますね。

今ここにある自分の“いのち”、たくさんのモノによって生かされている“いのち”を大切にしようと思いました。

ありがとうございました。

皆、“いのち”の意味を知っているが、現実に流されているうちに忘れてしまった。

しかし、ある瞬間、その答えを思い出す。

僕の写真と文章がその手助けになれば・・・・、幸せである。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。