写真展の飾りつけのために、八王子にある夕やけ小やけふれあいの里に出かける。
今日から連休なので、そうとう道が混むだろうと予測し、
昨晩からここにある「おおるりの宿」という宿泊施設に泊まった。
朝起きて窓を開けると草と木の香りがただよってきて、
久しぶりに新鮮な空気を吸った気分になった。
飾りつけは10時半頃から始まったが、さっそく問題が発生。
時間がなく、現地を見ずに図面だけでレイアウトを考えていたのが悪かったのだが、
写真が飾れる壁面をひとつ計算に入れていないことに気づいた。おまけにその1面は一番目立つ位置だったので、急遽、レイアウトを全面変更。
こんなとき一人だと焦ってしまうのだが、妻がいてくれたので、
相談しながらやったところ、すんなり決めることができ、ひと安心。
しかし、キャプションは、最初のレイアウト通りに作っていたので、
写真の位置がずれると意味がなくなり、付けるのは断念した。
ここは親子づれが多いので、難しい内容のキャプションを付けず、
むしろ動物ごとに配置したことが良いのかもしれない。
それにしてもこの会場は、思った以上に照明が良く、写真がはえる。
ここでは、おそらく僕の写真を見るのははじめての人ばかりだろうに、
前を通る人の反応がものすごく良く、飾り付けをしている最中から
「すごい!」「きれい!」「かわいい!」という歓声があちこちからあがり、みな熱心に見いっていた。
ただ問題は、多くの人が歓声をあげながら寄ってきてはベタベタ写真に触っていくことだ。
このパネルは来年の阪神百貨店の写真展で使うので、触られたら困るのだが、止めようがないのだ。
「これでは困る・・・・」ということを、担当の福井さんに話すと、
「触られないような写真じゃだめですよね」という答えが返ってきた。
ハッとした。
たしかにそうだ。
みなが近づいてきて、触っていくような写真じゃないと、
力があるとはいえない。(でも触らないくださいね!!!)
今後は発想を転換して、触っても良いパネルを今後は作っていこうと思った。
この会場横にはおいしいコーヒー屋さんもあり、写真集も販売している。
2階は風景写真家・前田真三さんの常設ギャラリー。
八王子から少し遠いのですが、自然に囲まれたなかで、じっくり写真鑑賞ができます。
よろしければ、一度見にいってください。
飾り付けの後、山梨県立科学館に行って、星と話す人々(モンゴロイドの宇宙像)と映画・ジェーン先生と森の仲間たちを見ようと思っていたのだが、時間が遅くなったので今回は断念した。
帰り道、僕のホームページを作ってくれているセカンドファクトリーの斉藤専務と打ち合わせをおこなった。
11月に四国である死の臨床研究会のフィナーレで流される僕のスライドショウのこと、
ホームページの次の展開などを含め、楽しく6時間近く話し込んでしまい帰宅は午前1時になってしまった。