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地球の秘密

阪神百貨店での写真展の初日、あるご婦人から声をかけられた。

「先生の言葉はうちの亡くなった娘が言いたかったことととても似ているように思います」という言葉だった。

その言葉を聞いてひらめいた。

昨年末だったように思うが、朝の番組である少女のことを取り上げていた。

彼女は「地球の秘密」という環境問題を扱った漫画を描き、それがあまりにも素晴らしいので多くの国で出版されている、というような内容だった。

しかし、その少女はその漫画を仕上げた2日後に脳出血で亡くなった。

まだ小学6年生であった。

その漫画を広めるためにご両親が活動しているらしいという趣旨の番組だった。

「読みたい」と思ったが、なにぶん朝だったためにそのままになっていた。

そのことがすぐに頭に浮かんだので、その方にもしやそのお嬢さんとは「愛華さんのことでは?」と聞いたら、まさしく彼女のお母さんだったのである。

思わず鳥肌がたった。

島根県の方だが、たまたま阪神デパートに来て、ポスターを見て入られたそうだ。

これは偶然ではなく、縁だと僕の直感が語っていた。

その時は、一言二言話しただけで、「本を送ってください」と名詞を渡し、昨日その本が送られてきた。

1)地球の歴史を探ろう、2)自然界のバランスを知ろう、3)現在の地球を探れ、4)みんなで地球を守ろう、5)その後の話、6)感想の6章からなったこの漫画はとても小学生の作品とは思えないほどの完成度だ。

地球の問題点をここまでコンパクトに的確に表現している素晴らしさ・・・・・。

55刷ということだから読んだ人も多いのだろうが、これは今地球に生きるすべての人に読んで欲しい本だと思った。

ちなみにこの本は、国連環境計画(UNEP)が世界で環境問題にいちじるしい貢献をしたひとにおくる 「UNEPグローバル500賞」を受賞した。

僕の次なるテーマは地球環境の保全だと思っている。

その意味でこの本との出会いを運命的だと感じている。

自分がこの大きな問題とどう係わっていくか、アフリカでじっくり考えてこようと思っている。