· 

サファリ日記 2004年2月27日

マサイマラ フィグツリーキャンプ 5日目

朝6時20分に出発。

日の出は今日もエランドと撮るが、相変わらず光が強いのでうまく撮れているか疑問だ。

その後ヒョウとライオンを探すが今日はいっこうに見つからない。

8時半頃やっとライオンを見つけたと思ったが、別のプライドだった。

おす2頭、雌と子供が合わせて10頭のプライドで、子供はみな大きく1歳以上だった。

ただ寝ているだけなので、撮影にならない。

よい被写体が見つからないので、鳥を狙うことに。

水場でハタオリドリの巣作りやヒメヤマセミのホバリングなどを撮る。

11時過ぎにロッジに戻る途中で母ヒョウを発見した。

先日狩りに失敗した所(支流が途切れ、道と交差する場所)で待ち伏せている。

ということでこちらも帰れなくなり、待つことにした。

待てども、ガゼルは近づきそうで近づかない。

そのうち車が集まってきてしまった。

彼女は昨日狩りしたとはいえ獲物は小さく相当空腹のようだ。

じっと茂みで待っているのだが、道ゆえにひっきりなしに車が来てしまう。

皆が昼食に戻る1時から3時がチャンスと思っていたが、それでも何台も車が待っている。

ガゼルの侵入を阻止するかのように止めている非常識な車もいるので、ガゼルはいっこうに寄ってこない。

生態を知らないのに、撮りたいがために強引なことをする車がいるとお手上げだ。

とくにそれが白人だと、注意しても聞かない。

3時頃まで待つが結局ガゼルは寄ってきそうにないので周囲を一回りしてくることにした。

近くできれいな雄チーターを発見。

しかし、木の下で寝ていて動きそうにないので、ヒョウのところに戻った。

するとヒョウは薮から出て狩りの態勢に入っていた。

この状況では待ち伏せによる狩りでは難しいと判断したのだろう。

遠くのガゼルを狙っているようだ。

ゆっくりストーキングしながら、草原を進んでいく。

しかし、草が低いのでこれは無謀な狩りだ。

成功するわけがないと思っていた。

その時、薮の中から大きな音がした。

何かに驚いた水牛が動いたようだが、ヒョウはガゼルを狙うのをやめ、薮のなかをじっと見ている。

そして方向転換し、ゆっくりゆっくりストーキングしながら薮に向かっていく。

そしてブッシュの中に飛び込み、対岸に抜け出ていった。

何の狙ったのか分からなかったが、すぐに追ってみると何かに小さな鳥を食べているようだ。

獲物にしてはあまりにも小さい。

すぐに食べ終り、移動して大きな薮のなかに入ってしまったので、さきほどのオスチーターの所へ戻ることにした。

そのころには黒雲が広がってきた。

強風が吹き、スコールが近いことが分かる。

そのチーターと雨雲を撮影しているうちにスコールがやってきた。

すごい降りだ。

オスチーターは走って行ってしまったので、近くにいるはずの4匹のチーター親子のところに向かうことにした。

親子は大雨のなか、身を寄せ合っていた。

それにしても凄い降りで、窓を開けると車内が水浸しになるほどだったが、そんなことは言ってられない。

窓を開け、車内に三脚を立てて撮影を続けた。

雨は30分ほどでやや小降りになった。

するとチーターは起き上がり遊び始めた。

大きな水たまりのなかを水しぶきをあげながら走りまわっている。

最高のシーンだが、残念ながらあまりにも暗すぎた。

今日はこのまま日は暮れていくだろうと判断し、珍しく6時頃にロッジに戻った。