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サファリ日記 2004年2月16日

ナクル湖国立公園2日目

6時半からロッジの食堂で朝食をとり、6時45分に出発。

最初の狙いは、朝の光で撮るフラミンゴだ。

朝の光だとフラミンゴのピンクが強調されて美しくなるはず。

しかし、朝日と撮る場所は比較的遠く、向かう途中で日の出となってしまった。

ナクル湖は岡が取り囲んでいるので、その上に太陽が顔を出すのが7時頃になる。

地平線から出る太陽ではないので、顔を出した時の太陽光は強い。

日の出の時、周囲は霧が立ち込めていてなかなか良い雰囲気だったが、目ぼしい被写体に出会わなかった。

そこで必死に動物を探していたら、白サイの親子を発見した。

子どもは小さく、絶好の被写体だ。

後ろは霧、草原は黄金色にきらきら輝いている。

しかし、草が高くて子どもの顔が隠れている。

早く草の低い所に移動してくれ・・・・・、と祈るような気持ちだった。

数分後にやっと草の低い位置に出てくれたがその時は光が強くなりすぎていた。

一応撮ったが、最高の条件ではなくて残念だった。

1分早く草の低い所に出てくれれば、太陽と霧、黄金色に輝く草原とサイの親子が同一画面に写る最高の写真になったのだが・・・・・。

なかなかすべての条件がドンピシャに決まることは少ない。

この場所で粘ってもしょうがないのでフラミンゴのところへ向かう。

湖岸に着いてみると、昨日と場所が違うせいかフラミンゴはけっこう多い。

ペリカンはものすごい数だ。

いたるところに群れが座っている。

とくに川が湖に流れ込む周囲にはフラミンゴとペリカンが多数見られた。

水浴びをしているシギやフラミンゴ、フラミンゴのはばたくシーン、ペリカンの飛翔などを撮影するが、今日の光はちょっと強すぎてあまり良いとはいえなかった。

光が強すぎるので、光が柔らかな森の中でサファリをしようと場所を移動して、ヒョウを探すことにした。

ナクルの森はけっこうヒョウが多いのであるが、今日は見ることは出来なかった。

サイはいるのだがシーン的にイマイチだし、ライオンも隠れていて姿が見えない。

あまり収穫のないまま、午前のサファリは終了。

1時少し前にロッジに戻る。

午後のサファリは4時から開始。

今回のナクルは動物はあまり良くなさそうなので、午後もフラミンゴとペリカンを集中的に撮影することにした。

パノラマカメラを多用して群れを撮るが、パノラマ写真は難しい。

どうしても類型的なショットになってしまう。

5時頃、湖岸を走らせているとシマウマの親子を発見。

バックはフラミンゴ。

おまけに子どものシマウマ2頭がきれいな身体だったので、美しい写真になった。

その時、おあつらえ向きにペリカンの群れが飛んできたので、シマウマ親子のバックが空はペリカン、湖面にはフラミンゴという面白い写真が撮れた。

夕方、フラミンゴの給餌シーンを初めて撮影することが出来たが、雲が広がり光は最悪だった。

そして日没。

昨年、パノラマカメラで夕景のフラミンゴの群れの良い写真が撮れたので今回も狙ったのだが、昨年のようにはいかなかった。

今回のナクル湖は、光が良くなかったので写真はイマイチだったが、フラミンゴ、ペリカンの数が多くて、なかなか楽しいサファリであった。

明日はナクルを離れ、マサイマラ・セレナロッジに向かう。

約7時間かかるので、早朝サファリはせずに直接マサイマラに向かう予定だ。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。