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サファリ日記 2004年2月22日

朝から珍しく雨が降っていたので、出発を5分遅らせる。

出発した時、雨は止んでいたが全天が雲におおわれ、状況は悪い。

まずはライオン親子をチェック。

着いた時、子供達は遊んでいた。

日の出とともに撮れるチャンスだったが、雲が多く、残念ながら日の出は見られなかった。

光がまったくなく、撮れない状態のまま親子は草の高い所に入ってしまったので、場所を変え、チーター親子を探すことにした。

7時半頃に発見するが、ここも草が高くて撮れない。

たて続けに獲物にありつけたので、子供達の顔も丸くなり、可愛くなっている。

そして親子で戯れていたのに指をくわえて待っているしかなかった。

結局、親子はしばらくはそこにいるだろうと判断して、周辺をサファリすることにした。

イボイノシシを食べているオスライオン、満腹で横たわっている2頭のオスチーターの兄弟、同じく満腹のオスライオン3頭など、次々に動物は見つかるのだが被写体にならないものばかり。

ダチョウの親子、ゾウの50頭ほどの群れ、バッファローの群れなどを撮影したのみだった。

再びチーター親子を探すために戻って2時間ほど探すが、今度は見つからず。

どうも今日ははずしている。

12時前にやっとチーターを見つけるが、これは別の雄だった。

このチーターは一瞬トピを狙う構えもみせたが、トピのオスリーダーはひるむ事なく、チータに向かって胸を張る独特の歩き方で近づいて行く。

チーターはこの気迫に押されたのか、逃げていってしまった。

午前中のサファリはこれでおしまい。

1時にロッジに戻る。

午後のサファリは3時から。

通常は4時スタートなのだが、午前の最後に見たオスチーターが狩りをしそうだったので、早く出発することにしたのである。

しかし、出発直前にスコールが降り始めた。

かなりの降りに「行くか?」とドライバーに聞くと、「行く」との答え。

出発してすぐに先程のチーターは見つかった。

狩りをしそうな態勢だ。

しかし、さらに凄い土砂降りになってきた。

最近、雨とチーターのシーンがよく撮れる。

しかし、今までの写真に比べると今日の光はイマイチだ。

周囲にはトムソンガゼルの群れがいるが、雨がひどすぎてチーターも狩を一時中断したようだ。

しかし、雨が小降りになると、すぐに獲物を狙って動き始めた。

体を隠さずにガゼルのほうに歩いて行く。

どうもうずくまって隠れている子供を探しているようだ。

しかし、結局子供はいなかったため、狩りは断念した。

周囲を見回すと、そばにはライオンが2頭、チーターの後ろにはジャッカルがうろうろしてるため、今日は狩りをしないだろうと思い、場所を移動してライオン親子の所へ向かう。

しかし、親子は睡眠中。

待てば光が良くなりそうだったが、ドライバーが「チーター親子の所へ行こう」とさかんに言うので、彼の意見に従うことにした。

さきほどの雨で道はグチャグチャだが、スタックも恐れずに進んで行く。

この急ぎ方はどうも彼は何か情報をつかんだらしい。

30分ほど行くと、黒サイを発見した。

うわさでは妊娠しているらしい。

黒サイに向かいかけた時にチーター親子を発見した。

光が抜群に良い。逆光に草の穂がきらきら光っている。

グリーンも鮮やかだ。

草が高いのが難点だったが、ちょうど着いた時は子供も起き上がっていたので1分位の間連写し続けた。

露出が難しかったが、草が邪魔せずに撮れていれば、良い写真になるはずだ。

しかし、その後子供は寝転んでしまったので、草が邪魔して撮れなくなった。

そうこうしているうちに日は陰ってしまった。

そこでサイの所へ。

20mほどの所でサイを撮影していたら、突然車に突進して来た。

威嚇行為なので1m位のところで止まるはず、とわかっていたので、別に焦りもしなかったが、その迫力は凄かった。

おとなしく見ていただけなので、通常はこんなことはないはずだ。

うわさ通り、妊娠中で気がたっていたのだろう。

日没は雲が多くてだめだった。

いよいよ明日は同じマサイマラの北にあるフィグツリーキャンプに移る。

明日の朝まで撮影できるが、今回のセレナ地方は移動するにはちょっとおしい気がする。