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サファリ日記 2004年2月28日

今日からセレナロッジに移動して2泊する予定だ。

セレナは、ここフィグツリーに来る前に6連泊していたところだ。

朝食と荷物一式を車に詰め込んで6時30分に出発。

11時頃までこのあたりでサファリをする予定だ。

昨日豪雨だったので道が悪い。

全天の雲で光もなく、朝日は見れなかった。

7時頃にライオンのプライドを発見。

今まで見たことのないプライドだ。

立派な雄が3頭いたが、光がなく、シャイで移動してしまったので撮影は断念した。

シャイなのは、タンザニアから国境を越えて来た群れだからなのだろう。

その後ヒョウを探す。

7時半頃に昨日の狩りの場所に潜んでいるのを発見した。

相変わらず、ここでガゼルが通り過ぎるのを待っているのだろう。

なんとか狩りの瞬間が撮りたいと思い、みたびここで待つことにした。

結局今日は3時間半待ったが、その間2度トムソンガゼルの群れが、ヒョウの潜む薮に近づいた。

1度目は10m位手前で群れはヒョウの気配に気づくやいなや蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。

2度目は5m位まで寄って来た。

こんなに近ければ必ず狩りは成功するだろうと思った瞬間、ガゼルは気づいて逃げ去ってしまった。

結局、狩りのシーンは撮れないまま移動の時間になった。

通常なら1時間以内でセレナまで行けるのだが、昨日の大雨で道が悪く、近道ができずに大回りをしたので、約2時間かかったセレナロッジに到着した。

午後のサファリは4時から。

チーター親子(子どもは2ヵ月半で4匹いる)を探すが、なかなか見つからない。

やっと見つかったのは5時半くらい。

雨雲に覆われ、すでにかなり暗くなり、時々雨がぱらつき始めた。

チーターは狩りしそうな雰囲気だが、周囲にはバッファローが多く、途中であきらめてしまったようだ。

バッファローは凶暴なので、子どもがいる以上、危険は冒さないのだろう。

その後蟻塚に上ったところを、黒雲バックやグリーンバック、虹バック(あまり良い虹ではなかったが)で撮影する。

チーターたちは、僕たちがフィグツリーに行く前はけっこう栄養状態が良かったのだが、この5日間はあまり食べていなかったのだろう。

親子ともかなり痩せている。

相当空腹の様子なので、待っていれば必ず狩りをするだろうと思って待っていた。

日没直前に狩りが始まった。

狙いはトムソンガゼルだったが、失敗だった。

そして日没。

今回のアフリカでもっとも美しい夕日にため息が漏れた。

しかも目の前にはチーターがいる。

絶好のチャンスなのだが、狩りに失敗したチーターは子どものところに向かって歩き続ける

まったく止まってくれないので、撮影できない。

チーターが止まるのはあきらめ、カメラを振りながら撮ることにした。

暗いのでカメラをチーターの動きに合わせて撮らなければブレブレになってしまうからだ。

ものすごいスローシャッターのうえ、地面と太陽の露出差が大きく、難しい条件だったが、この久しぶりの美しい夕陽に魅せられたように連写した。

撮れたかどうかは分からないが、こんなにすばらしい夕日が見れただけで幸せな気分になった。