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アフリカ取材日記 タランギレ国立公園ーキリマンジャロ空港 5月8日

今日が今回の旅の最終サファリ。

朝少しだけサファリをしてキリマンジェロ空港に向かい、帰国の途につく。

 

このロッジは朝食が7時からと遅い。

ガンガンサファリをやる人向きのロッジではないので、次回からは別のロッジにしよう。

朝食後、7時半に出発。

朝は晴れていたが、9時には全天の雲に覆われてきた。

ロッジを出てすぐにキリンの群れを発見。

平原で遮蔽物がなく、後ろはバオバブの木。

そこでネッキング(首をぶつけあっての喧嘩)をするところを撮影。

バオバブと動物は昨年は撮れていなかったので収穫と言えるだろう。

あとは倒木上で立ち上がるコビトマングースを撮ったくらい。

やはりこの時期は草が高く、動物も少なくて難しい。

昨日さんざん刺されたツェツェバエ対策として、持参のビニールで肌の露出部分を覆い、今日はしのぐことができた。

これも進歩だが、撮影しずらいしうっとうしい。

タランギレは良いところなのだが、対策をもっと考えねば・・・・・。

しかし、セレンゲティもンヅツウもツェツェバエはいる。

ツェツェバエがいるから行かないのではなく、次回までにもっと対策を練るしかないだろう。

しかし、なかなかの強敵であることは間違いない。

ほとんど撮影せずに10時にサファリは終了した。

2時間かけてアルーシャに向かう。

サファリ会社のオフィスでパッキングをして出発。

出発の3時間前にキリマンジェロ空港に到着した。

 

今回の旅はいくつかの挑戦をした。

まず大雨季のタンザニアに初めて挑戦した。

いつもは敬遠するゴロンゴロクレーターにも行った。

雨季のゴロンゴロクレーターは今一つという印象を受けたが、今回撮った写真をみているうちにあと何回かは挑戦してみたいと思うようになってきた。

いろいろな写真のイメージができてきた。

全体としては、チーター、ヒョウがダメだったので、あまり撮れなかったという印象だったが、帰国後写真を整理してみると、写真展・写真集に使える写真が25枚ほど撮れていた。

だいたいよい時で30枚、だめなときで10枚ほどだからまずまずなのだろう。

次回写真展のDMに使う写真も撮れた(すばらしい朝焼けの写真です)。

発想を変え、普段撮らないものもこまめに狙って撮っていたのが良かったと思う。

あきらかにバリエーションが増えた。

なんといっても、車が少なく、ロッジも空いているのがよかった。

 

今年の夏はアフリカには行かない。

来年は、2月後半から3月にかけて30周年と出版記念を兼ねた写真展を行うので、アフリカに行けるのは4月以降になるだろう。

また同じ時期・同じ地域に挑戦してもよいかな、と思っている。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。