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久々の体調不良

久しぶりに体調を崩し、不調が1か月以上続いている。

きっかけはひどい副鼻腔炎だった。

治るのに2週間もかかり、その間仰向けに寝ることができず、もともとの不眠がさらに悪化し、これが強いストレスになっていった。

仕事は特別忙しいわけではないが、それでもハードな日々が続き、知らないうちにストレスが蓄積していった。

リクライニングでしか寝れない日々が続いたために、珍しく腰も痛めた。

運動や呼吸法をかなりしっかりおこなったが、効果はいつもほどではなかった。

副鼻腔炎が治りかけるころから、咽頭の閉そく感や呼吸苦が出てきた。

完全にストレスと背部の凝りに伴う気鬱症状だ。

疲労感も尋常ではない。

「咽頭閉塞感に効く」と言われている漢方の半夏厚朴湯も効果はあまりなかった。

ところが精神安定剤は抜群に効いた。

しかし、効果は一時的だし、これに頼っていては依存になってしまう。

あくまでも診断のための投与にとどめた。

そうこうしているうちに疲労感がさらにひどくなってきた。

軽いうつ状態になってきたようだ・・・・・。

診療をこなすのが厳しくなってきた。

対策として、休日のウォーキングを2時間に増やし、空いている時間は呼吸法を繰り返した。

これらの効果はある。

しかし、いったんよくなっても、忙しい外来1回で疲れ果て、元の状態に戻ってしまう。

いや、少しずつ悪化していった。

 

今までも過労・ストレスがたまりすぎると、何度もこのような状態になってきたが、その度に乗り切ってきた。

予防的な運動やメンタル管理がうまくなり、この3年くらいはこのようなうつ症状(気質的なもので僕は出やすいのだ)出ていなかったが、こんなにひどいのは久しぶりだ。

ここまで悪化すると対処法は一つしかない。

半日以上かけた山歩きである。

だるい体に鞭打って自分で行く気にはなれないが、いつも家内が連れ出してくれる。

強引に引っ張られるように家内の後をついていく。

息を切らしながら山を登り、へとへとになるまで歩く。

当日、翌日は疲れでむしろ悪化しているような感じがするが、帰宅の2日後から急に霧が晴れたように回復傾向に入っていくのだ。

科学的には、ハアハア息を切らせながら山を登る行為が脳内セロトニン(この低下がうつの原因)を増やすのだ。

脳内セロトニンを増やすには、ある生理学者は「30分の速歩でよい」と言っているが、それよりはるかに効果があるのが、この半日かけて汗びっしょりになるような山歩きなのだ。

山と言っても高山の必要はない。

大山や高尾山レベルで十分だと思う。

 

今回は大山を歩いた。

その翌日やや改善傾向が見え始めた。

ところがその日の外来の疲れで一見悪化したような感覚に陥った。

そこですぐに鶴見川沿いを速歩で1時間歩いた。

そこで回復傾向が見え始めた。

とどめで翌日休みだったので弘法山周辺を半日歩いてきた。

これでよくなった、と歩き終わった時に感じた。

しかし、甘くなかった。

翌日、うつ症状は悪化。

今回は一筋縄ではいかない。

予想以上に悪化していたようだ。

山歩きは効果があったが、疲れによる悪化が合わさると判断が難しくなる。

仕事をセーブして、さらに山歩きに通い、やっと最近になって8割がた回復してきた。