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帰国から1か月

アフリカから帰国して1か月以上たち、生活ももとの状態に戻ってきた。

診療のほうは、この時期、患者さんの数は比較的少なく落ち着いている。

ときに混むが、空いている日もけっこう多い。

開業以来ずっと右肩上がりで患者さんが増えてきたが、昨年後半から少し減り始めている。

今まではとくに宣伝はせずに口コミでの来院が本筋と思ってきたが、少し考えなければならない時期に来ているようだ。

取材の写真は整理が終わった。

予想通り、出来はよかった。

60回目の旅であったが、ベストであることは間違いない。

瀬尾君のおかげで新しい視点を得られたことも収穫だった。

今までは感じることを優先し、写真はあまり考えずにシャッターを押しているだけだったが、シャッターを押す前に、今まで以上にどう創ろうかと考えるようになった。

次のアフリカは来年のゴールデンウィークと思っていたが、今回得た感覚を試すために、また次作の足りない写真を補うために、9月に再訪することにした。

次作はまだ正式決定ではないが、命の本を想定し、企画している。

前回の写真Symphony of Savannaは写真メインなので、いのちについて十分に伝えきれていない。

今度のは文章主体の写文集になる予定。

文章はこの2週間でほぼ書き上げた。

『生命、命といのち』の深遠さ、僕らの生きる意味について伝えられるのではいか、と思っている。

骨盤骨折で入院している90歳の母は驚異の回復で、一人でトイレに行けるまでになった。

先週は外出で歯科受診した際にブリッジを落とされてしまい、救急病院でCTやら緊急内視鏡での異物除去術などたいへんだった。

しかし、少しずつだが退院が近づいているようだ。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。