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31年目に入った

30年前の8月初旬初めてアフリカへの旅に出た。

ごく普通のパッケージツアーだった。

あれから60回もの旅を続けてきた。

思いもしなかった展開だった。

写真家になり、写真展を何度もおこない、写真集も4冊(子供向けの写真絵本はさらに10冊)上梓できた。

そして31年目に突入した。

新しいスタートだと思っている。

今は次回の本に向けて構想を練っている(まだ出版が決まったわけではないが進行中)。

その本の足りないところを埋めるために、9月後半から61回目の旅に出る。

あきらかに言えるのは視点がどんどん変わってきていることだ。

とくに前回の旅から、今まで見えていなかった、見ようとしてこなかったものが見えるようになってきた。

それらをどんどん撮ってきたいと思っている。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。