誰しも身体的弱点を複数もっている。
僕の場合、そのうちの一つが睡眠障害。
これも遺伝なのか、母とそっくりなのだ。
父はいつでもどんな時でも爆睡できていた。
母は神経質なところがあり、不眠で90歳の今でも睡眠薬が欠かせない。
僕の不眠は医師になってからだ。
緊張が強いのと、鼻閉と尿が近いことも関係している。
リラックスしているはずのアフリカでも3時間以上連続して眠れることはない。
2~3時間寝た後は、寝たり起きたりが続く。
これは運動しても改善しない。
お遍路で30km歩いてもだ。
連続5時間寝れるときは体調の悪い時のみだ。
一時はもう少し連続して寝たいので睡眠薬を使っていたが、多少の健忘がでるし、あきらかに依存症になってきた。
そこで思い切って今年に入って睡眠薬をやめた。
まず始めたのは、カフェインの摂取を昼までにしたこと。
これは効果があって、少なくとも入眠障害はなくなった。
僕は様々なものに過敏だが、カフェインにも過敏だったのだ。
以来、患者さんにも昼食後のカフェイン断ちを薦めている。
中途覚醒は相変わらずだが、起きてもすぐに寝れるようにもなった。
これは瞑想を利用している。
呼吸のみに意識を向けて、深呼吸している間に自然に寝てしまう。
ただ中途覚醒で何度も起きてしまう現象は防げない。
眠くてたまらないということはないので気にしないようにしている。
ここで熟睡間を求めると睡眠薬依存になってしまう。