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睡眠障害

誰しも身体的弱点を複数もっている。

僕の場合、そのうちの一つが睡眠障害。

これも遺伝なのか、母とそっくりなのだ。

父はいつでもどんな時でも爆睡できていた。

母は神経質なところがあり、不眠で90歳の今でも睡眠薬が欠かせない。

僕の不眠は医師になってからだ。

緊張が強いのと、鼻閉と尿が近いことも関係している。

リラックスしているはずのアフリカでも3時間以上連続して眠れることはない。

2~3時間寝た後は、寝たり起きたりが続く。

これは運動しても改善しない。

お遍路で30km歩いてもだ。

連続5時間寝れるときは体調の悪い時のみだ。

一時はもう少し連続して寝たいので睡眠薬を使っていたが、多少の健忘がでるし、あきらかに依存症になってきた。

そこで思い切って今年に入って睡眠薬をやめた。

まず始めたのは、カフェインの摂取を昼までにしたこと。

これは効果があって、少なくとも入眠障害はなくなった。

僕は様々なものに過敏だが、カフェインにも過敏だったのだ。

以来、患者さんにも昼食後のカフェイン断ちを薦めている。

中途覚醒は相変わらずだが、起きてもすぐに寝れるようにもなった。

これは瞑想を利用している。

呼吸のみに意識を向けて、深呼吸している間に自然に寝てしまう。

ただ中途覚醒で何度も起きてしまう現象は防げない。

眠くてたまらないということはないので気にしないようにしている。

ここで熟睡間を求めると睡眠薬依存になってしまう。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。