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母の退院

 90歳の母が転倒して骨盤骨折を起こしたのが2016年12月。

市立病院に緊急入院して退院したのが今年の2月。

この退院は奇跡だと喜んだのもつかの間、すぐに強い痛みが出て再入院になった。

再入院後、多少改善傾向がみられたが、「もうやることがないので転院を」という市立病院の対応の悪さに見切りをつけ、知り合いになったドクターが院長をしている読売ランド・慶友病院に転院したのが3月のことだった。

ここは素晴らしい病院だった(費用は高いが・・・・・)。

僕と同じで過敏体質で、空調の風があたるのを嫌う母もここの設備と対応には満足し、闘病に励んだ。

安静で痛みが消えた後は、ゆっくりリハビリをおこなってついに退院の運びとなった。

90歳での骨盤骨折。

通常は寝たきり、認知症のコースをたどるのが一般的だろう。

入院後一度も不穏状態にならず、認知症の兆候がまったくでないまま退院することができたのは、本人の資質や努力もあるが、ひとえに慶友病院のドクター、スタッフの方々のおかげだと思っている

長い間、お世話になりました。

 

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。