· 

低FODMAP(フォドマップ)食

一般的に体に良いと言われている食品も、おなかの弱い人には不調の原因になるものも多い(たとえば乳製品やオリゴ糖など)。

体に良いと思い、ヨーグルトやオリゴ糖の摂取量を増やしておなかの調子を悪化させてくる患者さんが多い。

また小麦、とくにパンの摂取回数が増やすことで逆流性食道炎や排便異常が悪化する人も少なくない。

欧米では、腸の過敏症の人には低FODMAP(フォドマップ)食が推奨されている。

これは乳成分の乳糖、オリゴ糖などの糖質を制限する食事療法で、その効果が認められている。

低FODMAP食では、小麦、タマネギ、ニンニク、乳製品、納豆、リンゴ、イモ、豆など(まだまだ多いが)を避けるのだが、制限すべきものが多すぎる。

このすべてをやめるのではなく、何がだめで、なんなら大丈夫なのか、どの程度まで大丈夫なのか、1種類ずつ検証することを薦めている(けっこう個人差があるので)。

僕自身、制限すべきなのは、牛乳、パン、油、小豆、ごぼう、イモ、豆、ネギ、スイカなどが少し多いとガスがたまったり下痢したりする。

これらのものも少量なら大丈夫なので、制限しながら食べている。

テレビで体によいと言っている食物はあくまでもおなかの強い人の話と思っていたほうが良い。

おなかの弱い人はまったく違った考え方をしなければならないのだ。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。