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60回目のアフリカ取材準備

今年は年初から写真集出版、写真展、息子の受験・入学、母の再入院→転院とあわただしい日々が続いていた。

写真展の後片付けも終わり、母の病状も大分安定し、これでようやくアフリカ取材の準備に入ることができそうだ。

今回は写真展を手伝ってくれた瀬尾拓慶君と一緒に行く。

彼にとっては初めてのサバンナ。

かなり楽しみにしているようだ。

今回の旅では、彼のたっての希望で僕の車に同乗させることにした。

撮影者を基本的に乗せない(撮影に支障をきたすため)僕としては、写真展を全力で手伝ってくれた彼へのお礼の気持ちもある。

彼の感性と僕の経験は、きっとお互いにとってプラスになるであろう。

30年間の集大成が終わって新たな旅のはじまり。

本当の集大成に向かって、これまでに欠けていた部分を見つけ、埋めていく作業が始まりつつある。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。