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土に触れる

先日、畑の雑草抜きをした。

土に触れるとなんと気持ちが良いのだろう。

それはなぜだろうか。

昔から人間は土に触れて生活していたから、その記憶が蘇るのであろうか。

ある科学者からこんな話しを聞いた。

人間はマイナスイオンが多いところでは気持ちが良いと感じるそうだ。

水がぶつかるところ、たとえば滝、川、波打ち際などで気持ちよく感じるのはマイナスイオンの効用だそうだ。

逆にプラスイオンが多いところ、すなわち機械に囲まれたところやコンピューターの前などではストレスを感じるらしい。

プラスイオンが体に溜まってきた時、土にじかに触れると、瞬時にプラスイオンが放電されるらしいことを聞いた。

電気的にも、土に触れるのことは生体にとって良いことらしい。

太陽を浴びながら、土に触れ、きれいな空気を吸えば、体は癒されていくのは当然だろう。

コンクリートの道、靴を履く生活、機械に囲まれ土にじかに触れなくなったわれわれの生活。

プラスイオンがどんどんたまっていく生活だ。

便利な生活を求めるがゆえに、われわれは何か大切なものを失っているようだ。

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。