· 

タンザニア取材日記 4月27日

 

6時出発。

 

日の出は美しかった。

 

フラミンゴがいれば撮れたのに・・・。

 

今回は雨が多く、増水して極端に少ないので狙っていない。

 

去年とはえらい違いだ。

 

日の出前の空が美しく、湖面とだけでもいいや、と思って撮っていると、グラントガゼルが渡り始めた。

 

水面に影が写って美しかったが、下は暗くピントが合わない。

 

ペンタックスK1はキャノン5Dマーク4に比べピントが遅い。

 

それでもなんとか1枚ゲット(次々回写真展候補のため未公開)。

 

しばらくして日の出。

 

ヌーを撮ろうと思ったが、キャノンでは空と地面の光量の差が大きすぎてうまく撮れないが、ペンタだとなんとか撮れた。

 

もちろん事前に日の出モードに自分で設定を変えているのだが・・・・。

 

こういった細かな設定がK1はできるが、5Dマーク4はできない。

 

瞬間的なものや動き物はキャノンがよいが、色を微妙に出すのはペンタックス。

 

今後もこの両社のカメラを使い分けていくことになるだろう。

 

 

 

その後、ライオンのオス4頭を発見。

 

スモールマーシュのボスだ。

 

若い放浪オスならオス数頭の群れをよく見るが、こんなに立派な雄ライオン4頭いるのは見たことがなかった。

 

しかしぐっすり寝ている。

 

しばし待って4頭がこちらを向くところを撮影。

 

その後、親子を探しにいくが、昨日の大雨でブッシュに隠れたまま。今日は誰も見なかったようだ。

 

ビックマーシュのメスは狩りをしそうな雰囲気を一瞬醸し出したが、すぐにダメと分かり寝転んでしまった。

 

子どもたちは隠しているようで見つからなかった。

 

ということでほとんどオスライオンにへばりついていた。

 

昼すぎにひどいスコール到来。

 

さすがにオスたちはおきて茂みに入っていった。

 

そのシーンを撮影。

 

雨とオスライオン3頭が撮れた。

 

その他はシマウマの群れ程度でほとんど撮影にはならず。

 

2時にロッジに戻る。

 

今朝は不調だった。

 

 

 

昼にひどいスコールで道は川のようになった。

 

せっかく昨日晴れて少し道が乾いてきたのに。

 

今年は雨がとても多い。

 

3時半スタート。

 

休む暇なし。

 

もう狙いはオスライオンしかいない。

 

4時から6時近くまでへばりつく。

 

その間寝ているだけ。

 

そこから動きがあった。

 

あくびをしたり、仲間で触れ合ったり。

 

きわめつけはそばに寄ってきたシマウマに向かって4頭が狙う姿勢で近寄った時。

 

これは迫力のあるすばらしい写真、おまけにきれいなグリーンバックになった。

 

今まで撮ったオスライオンではベストだろう(次は写文集で表紙はすでに決まっているので、次々回の写真展DM、写真集の表紙はこれで決まり!:ということで申し訳ありませんが未公開)。

 

その後また雨。

 

雨とオスライオンをさらに撮る。

 

その後4頭は移動を始めた。

 

歩くこと歩くこと。

 

どうりでメスと子どもが見つからないわけだ。

 

相当移動したようである。

 

追っているうち日没。

 

今日の日没はきれいだった。

 

粘りに粘ってライオン+夕日を撮ることができた。

 

動いているので厳しかったが、茜色バックで素晴らしい写真だった(これもベストバージョンは次々回写真展をお楽しみに)。

 

7時にロッジに戻る。

 

状況が悪い中、なかなか撮れている。

 

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。