クリニックの患者さんからショーペン・ハウワーの翻訳本をいただいた。
鈴木芳子訳『幸福について』と『読書について』だ。
ひじょうに読みやすく、ショーペン・ハウワーの哲学を知るにはうってつけの本だった。
小気味よいほどの正論だ。
しかし、「こんなに分かってしまったら、さぞ孤独だったろう」とも思った。
晩年、評価され、後世に残ったからまだ救われるだろうが、普通ここまで正論をはくと嫌われる。
それを恐れずに、おこなったから後世に残ったのかもしれないが・・・・・。
その鈴木さんと2時間ほど話す機会があった。
『マイシャと精霊の木』をすでに読んでいてくれたために、生命哲学でひじょうに盛り上がった。